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ソリューション、プロ向けキャリブレータ「Spyder3Elite」
-受光感度を400%向上し、時間も短縮。環境光の計測も


2008年1月中旬発売

標準価格:「Spyder3Elite」49,800円
       「Spyder3Studio」108,000円


 株式会社ソリューション システムズは、米Datacolorのビデオモニタ/プロジェクタ向けのキャリブレーションシステム「Spyder3」を2008年1月中旬に発売する。

 価格は、キャリブレーション用のセンサーユニットやソフトウェアをセットにした「Spyder3Elite」が49,800円。また、プリンタ出力用のプロファイル作成に利用可能な分光色彩計なども加えたパッケージ「Spyder3Studio」が108,000円。対応OSはWindows 2000/XP/VistaとMac OS X 10.3以降。



■ Spyder3Elite

 CRT/液晶ディスプレイやプロジェクタの色/輝度などの測定と調整に利用できるキャリブレーションシステム。フォトグラファーやスタジオ、クリエイターなどプロの利用を想定する。

 従来モデル「Spyder2」からの強化点は、センサー本体の体積を37%縮小しながら、測定光のアパーチャー面積を246%拡大し、受光部の光感度を400%向上。クラス最高の測色精度を実現したという。また、キャリブレーション時間が従来の約7分から約5分に短縮した。

 また、新機能として、室内の環境光を自動計測し、室内照明設定の調整変更指示と、ディスプレイのプロファイル補正を行なう「インテリジェント環境光コントロール」を搭載。キャリブレーションターゲットとして、ユーザー設定と、白色点/ガンマカーブの組み合わせによるカスタマイズが利用可能。複数ディスプレイ間の色表現のマッチングが行なえる。


右がSpyder3のセンサー部。左のSpyder2に比べ、中央の受光部が拡大されている センサーのクレードルに三脚穴を備える Spyder2からの改良点

 測定方法では、従来と同じウィザード形式の「アシスタントモード」に加え、1つの設定画面で全パラメータを操作できる「エキスパートコンソール・モード」も利用可能。「アシスタントモード」のメニューでは、CRT/LCD/プロジェクタの設定に加え、ノートパソコン設定用の項目も追加された。

 「ディスプレイ・アシスタント」で情報を入力/保存しておくことにより、次回以降のキャリブレーション時間が短縮可能。また、ディスプレイのカラー精度を保証するプロファイル設定とキャリブレーションをバックグラウンドでチェックする「リアルタイム・キャリブレーション・モニタリング機能」も搭載する。そのほか、「StudioMatch」機能により、スタジオ内のディスプレイを1つのキャリブレーションターゲットに合わせることも可能。


プロジェクタの設定の流れ。センサーをアダプタに固定し、指定された場所に設置、測定を行なう



■ Spyder3Studio

 Spyder3Eliteのセット内容に加え、1,005分光色彩計や、Spyder3Printソフトウェアなどが加えられたパッケージ。キャリブレーション機能に加え、プリンタ出力用のプロファイル作成も可能となっている。


Spyder3Studio


□ソリューション システムズのホームページ
http://www.solution-systems.com/
□ニュースリリース
http://www.colorvision.jp/modules/news/article.php?storyid=81
□関連記事
【2006年2月10日】ソリューション、TV/プロジェクタ調整用のAVキャリブレータ
-コンシューマ向けも販売中。TVを正しい色で表示
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060210/solution.htm

( 2007年12月21日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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