|
キングレコード株式会社は、アニメ「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序」のDVD化を決定。特装版を4月25日に、通常版を5月21日に発売する。価格は特装版が5,985円、通常版が4,935円。詳しい仕様は下表の通り。
発売日は異なるが、特装版も通常版も、収録する本編ディスクは共通。本編ディスクに特典映像も収録しており、劇場版特報と予告編、AR台本を収めている。また、どちらも解説ブックレットを同梱するが、特装版と通常版で、内容は異なったものになる予定。 特装版は期間限定出荷となる。特典ディスクも同梱する2枚組で、特典ディスクには「Explanation of EVANGELION:1.01」と名付けられた、シーン解説テロップ入りの本編映像を収録。さらに、「Rebuild of EVANGELION:1.01」として、新劇場版の特徴でもあるCG映像の部分を、上映時に編集された部分を含む、カット全貌を収録。制作過程も紹介するという。なお、特典ディスクの音声は、DTS-ES 6.1chとドルビーデジタル2.0chの2種類で収録する。 さらに、鷺巣詩郎による「ヤシマ作戦」クライマックス楽曲と、ヱヴァ映像を合わせたプロモーションビデオや、テーマソングである宇多田ヒカルの「Beautiful World」とエヴァの映像を使ったビデオも納めている。ディスクは描き下ろしイラストを使った特殊BOXに収録。さらに、劇場上映に使われた生フィルムからコマを切り抜いたものも同梱する。 なお、新劇場版の特徴の1つとして、“高画質化”が挙げられるが、キングレコードでは「現時点で、Blu-ray DiscやHD DVDなど、次世代ディスクでの販売は予定していない」という。
また、DVD発売と関連し、庵野秀明総監督ロングインタビューや各種資料をを収録した約400ページの「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 全記録全集」(4月発売/価格未定)や、原画集(4月発売/3,675円)、サントラ(5月21日発売/価格未定)などのリリースも、発表されている。
「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序」は、2007年9月から公開されたアニメ映画。'95年にテレビ放送され、社会現象的な人気となった「新世紀エヴァンゲリオン」を、庵野秀明が総監督として、劇場用アニメとして再構成した作品。テレビアニメ用の原画やタイムシートなどを、素材として一度解体。それをベースにしながら、映像は新たに全て描き直されているほか、デジタル技術を駆使して3DCGなども多様。エヴァや兵器などの描き込みも格段にアップしており、映像的なクオリティの高さが最大の特徴。
「使徒」と呼ばれる謎の敵が襲来する中、それを迎え撃つため、エヴァンゲリオンという人型兵器に乗る碇シンジ、綾波レイなど14歳の少年少女の死闘を描いた物語。第1段の「序」では、大筋でテレビアニメ版の6話までのストーリーをなぞっているが、細かな演出や描写が追加されているほか、登場人物の性格にも若干の変更が加えられており、テレビアニメ版を知らない人だけでなく、従来のエヴァファンも新鮮な気持ちで楽しめる作品になっている。
□ヱヴァンゲリヲン 新劇場版のホームページ
(2008年1月21日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|