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株式会社ケンウッドは、同社音質マイスターが監修した特別モデルとして、CDレシーバー「R-K1」のシルバーバージョン「R-K1-S」と、スピーカー「LS-K1000-B」をセットにしたSound Meister Edition「Kseries Silver Limited」を発売する。直販サイトのみ、限定50台の販売となっており、2月22日の18時から受注を開始。発送は2月29日からとなる。価格は212,800円。 ベースとなったCDレシーバ「R-K1」(199,500円)は、アンプとAM/FMチューナ、CDプレーヤーを一体化したモデル。同社が展開するコンポ「Kseries」のハイエンドシリーズ「Kseries Esule」(Kシリーズ エシュール)として2006年12月から発売。同社創立60周年を記念し、かつてのブランド「TRIO」を限定復活させた「K-TR60」(483,000円)でもベースモデルとして使われている。 なお、2月22日現在、直販サイトではベースモデル「R-K1」は168,000円、スピーカー「LS-K1000」44,800円で販売されており、合計金額は「Kseries Silver Limited」と同じ212,800円となる。 今回の「Kseries Silver Limited」に含まれるR-K1は、フロントパネルを、シルバー・アルマイト仕上げを施した11mm厚のアルミ製パネルに変更。筐体の剛性を高め、不要振動を抑えている。 その他の主な仕様は共通。最大の特徴は、差動出力方式のWolfson製DAC「WM8740」を搭載し、フルバランス伝送回路を採用したこと。回路間の干渉を抑えることで、ノイズの影響を排除し、ピュアな信号伝送が行なえるという。さらに、アナログ入力部でも端子直後にバランス信号化して伝送している。 CD再生時や入力されたデジタル信号には、20kHz以上の音楽信号を復元するという「Supreme EX」機能が利用可能。アンプ部の定格出力は38W×2ch(6Ω)、45W×2ch(4Ω)。最大出力は55W×2ch(6Ω)、70W×2ch(4Ω)。アンプ部には独立電源供給型の差動三段増幅回路を使用している。 CD再生時のS/N比は110dB以上。外形寸法は280×407×151mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は9.6kg。 スピーカーの「LS-K1000-B」は、2月20日発表されたもので、スピーカー単体(ペア)でも2月下旬に55,650円でリリースされる。2007年11月に発売された「LS-K1000」のブラックモデルで、2ウェイのブックシェルフタイプ。 高密度MDFを使ったエンクロージャーを採用し、全周を鏡面仕上げとした。バッフルの上部に緩やかな曲げ加工を施した「カーブドバッフル」が特徴。ツイータとウーファからの音の到達時間を合わせるUD(Uniformed Delay)レイアウトにより、クロスオーバー付近の合成波形を理想点音源に近づけ、不要な回折波を分散させた自然な再生が行なえるという。
ウーファは12cm径のコーン型。ツイータは2.5cm径のソフトドーム。再生周波数帯域は48Hz~45kHzで、クロスオーバー周波数は2kHz。インピーダンスは6Ω。出力音圧レベルは85dB。外形寸法は約168×270×305mm(幅×奥行き×高さ)。重量は5.2kg。
□ケンウッドのホームページ
(2008年2月22日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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