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アルパイン、車載用DDリニアスピーカー6モデル
-パワーアンプや車種別チューニングキットも用意


DLX-F17S

4月より順次発売

標準価格:3,675~78,750円


 アルパイン株式会社は、車載用スピーカー「DDリニアスピーカー」の新モデル6種類と、デジタルパワーアンプ「PDX-5」などを4月より順次発売する。各モデルの発売時期や価格などは下表の通り。

製品 型番 価格 発売
2ウェイセパレート
スピーカー
DLX-F17S 57,750円 4月
DDL-R17S 32,550円
DDL-R16S 31,500円
2ウェイ同軸
スピーカー
DDL-R17C 22,050円
DDL-R16C 21,000円
チューンナップ
ツィータ
DDL-R25T 10,290円 5月
デジタル
パワーアンプ
PDX-5 78,750円 4月



■ DLX-F17S

 同社製車載スピーカーの上位シリーズ「Super High」シリーズの最新モデルとなるセパレート型の2ウェイスピーカー。従来のSuper Highがマウントタイプだったのに対して、トレードインタイプを採用し、幅広い車種に対応できる。

 ウーファ部は17cm径で、独自形状の「ダブルギャザードエッジ」を採用。新開発の35mmボイスコイル DDリニア磁気回路を搭載し、高い信号追従性と低歪みを実現するという。

 振動板のたわみや共振を抑え、音楽性を失うことなく中高音域の解像度を向上するとともに、低域の力感を向上させるという「ダイナミクスエクスパンダー・リング」を採用。振動板には、手塗りの天然ワニス表面仕上げが施されたレイヤード・ハイブリッド・ファイバー振動板を採用。

 ツィータ部は、3.0cm径で、振動板の外側と内側で径の異なる2基のボイスコイルを搭載し、安定してドーム振動板を駆動させる「デュアルエミッション・ツィータ」を搭載。ツィータの振動板にはシルク素材を採用する。

 瞬間最大入力は200Wで、再生周波数帯域は28Hz~60kHz、出力音圧レベルは89dB/W・m、インピーダンスは4Ω。プラグ部は真鍮削り出し。重量は1.1kg(1個)。



■ DDL-R17S/R16S

 DDリニア磁気回路搭載のセパレート型2ウェイスピーカー。ウーファ径はDDL-R17Sが17cm、DDL-R16Sは16cmで、いずれも独自形状のダブル・ギャザード・エッジを採用。

 瞬間最大入力は160W、出力音圧レベルは91dB/W・m、インピーダンスは4Ω。再生周波数帯域はDDL-R17Sが28Hz~60kHz、DDL-R16Sが30Hz~60kHz。

 レイヤード・ハイブリッド・ファイバー振動板や、ダイナミクスエクスパンダー・リングなどを採用。ツィータ部は2.5cm径のデュアルエミッション・ツィータ。重量は0.6kg(1個)。

DDL-R17S DDL-R16S



■ DDL-R17C/R16C

 真四角線ボイスコイルのDDリニア磁気回路を搭載する同軸型2ウェイスピーカー。ウーファ径はDDL-R17Cが17cm、DDL-R16Cが16cmで、形状はダブル・ギャザード・エッジ。

 瞬間最大入力は160W、出力音圧レベルは91dB/W・m、インピーダンスは4Ω、再生周波数帯域はDDL-R17Cが28Hz~60kHz、DDL-R16Cが30Hz~60kHz。

 レイヤード・ハイブリッド・ファイバー振動板や、ダイナミクスエクスパンダー・リングなどを採用。

 ツィータ部はウーファコーンと同一軸上に一体化したロータリー機構の2cm径ホーン型ツィータ。発音位置が揃うため、スピーカーの理想とされる点音源化に限りなく合わせこむ事が可能で、音の統一感に優れるという。重量は0.8kg(1個)。

DDL-R17C DDL-R16C



■ DDL-R25T

DDL-R25T

 DDリニアスピーカーと同じデュアルエミッション・ツィータ採用のチューンナップツィータ。ユニット径は2.5cmで純正システムのアップグレードなどに最適としている。

 入力信号に対して、振幅幅がリニアに変化し、大パワー入力時まで歪みを抑え、安定した高音域再生を実現するとしている。



■ デジタルアンプ「PDX-5」

PDX-5

 外形寸法が257×192×62mm(幅×奥行き×高さ)とコンパクトなB5サイズのパワーアンプ。最大出力は150W×4ch + 600Wで、4Ω負荷時は75W×4ch + 300W。

 コンデンサーなどの回路部品には、音質対策された高品質パーツを採用。電源部も強化され、安定した電力供給が行なえるとしている。

 入力インピーダンスは10kΩ、S/N比は96dBA(4ch)/100dBA(モノラル)、周波数特性は20Hz~20kHz。クロスオーバー周波数は1/2ch、3/4chそれぞれ30~400Hz(±12dB/oct.)。各種設定を行なう前面調整パネルを備える。重量は3.1kg。

 大電流にも対応可能な4ゲージの極太ケーブルが利用できる電源ターミナルを備えるほか、取り付けが容易な「クイック・コネクト・スピーカー・ターミナル」を装備する。



■ 車種別ツィータパネルなどの音質向上キットも用意

 音質を向上するオプションとして、車のフロントドア周辺などに取り付ける「車種別ツィータパネル」も4月より発売する。車種別に16製品を用意し、価格は3,675~5,250円。トヨタ「アルファード」や、日産「セレナ」、ホンダ「オデッセイ」などの6社、約23車種に対応する。

 車内のフロントピラーやフロントドア付近の純正パネルと互換性のある形状を採用するツィータ搭載パネルで、純正に近い状態での利用が可能という。

 車種ごとに最適なツィータ位置や方向が予め設定され、車室内空間の最適な音の広がり、奥行き感、高さを実現し、理想の高音域を楽しめるとしている。

 そのほか、車種ごとに指定された箇所に貼り、車内音響をチューニングする制振シート素材「サウンドチューニング・シート」も4月に発売。20×15cm(縦×横)を2枚と15×10cm(同)2枚のセット「KTX-G10D」と、15×10cm(同)が6枚の「KTX-G20D」を用意し、価格はいずれも4,200円。

 車種ごとに設定されたチューニングポイントに貼ることで、最適な制振・防音効果が得られ、サウンドクォリティーが向上するとしている。

車種別ツィータパネル フロントドアなどに取り付けて利用する 制振シート「サウンドチューニング・シート」

□アルパインのホームページ
http://www.alpine.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.alpine.co.jp/whatsnew/2008/0312_1.html
□関連記事
【2006年3月16日】アルパイン、新DDリニア採用の車載スピーカー
-上級モデルを継承。500Wサブウーファも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060316/alpine1.htm

( 2008年3月13日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]


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