JEITA、2008年3月の電子機器/地デジ受信機国内出荷を発表 －デジタルオーディオプレーヤーが2カ月連続の2桁成長

　社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は23日、2008年3月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月比106.0%の2,837億円で、10カ月連続のプラスとなった。また、地上デジタルテレビ放送受信機の出荷実績も24日に発表。出荷実績は127万3,000台となった。

民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典：電子情報技術産業協会電子統計委員会

　映像機器の国内出荷金額は、前年同月比108.9%の1,865億円で10カ月連続のプラス。音声関連機器は、同96.4%の177億円で、3カ月ぶりのマイナスとなった。

　3月のカラーテレビ全体(CRT+液晶テレビ+PDP)の出荷台数は、前年同月比110.7%の91万4,000台。CRT、液晶、PDPの構成比は2.4%、89.6%、8.0%で、液晶の構成比は過去最高となった。

　液晶は、10型以上の出荷台数が前年同月比122.4%の81万5,000台。37型以上は、同166.4%の22万7,000台と好調を維持している。PDPの出荷台数は同126.1%の7万4,000台。うち、43型以下がPDP全体の8割以上を占めている。

　DVDビデオは前年同月比101.7%の42万9,000台で2カ月ぶりのプラスとなった。DVD録再機のうち9割以上を占めるHDD内蔵型も同103.6%の20万4,000台でプラスとなった。また、DVD全体の約5割を占める再生機は同98.3%の20万7,000台で減少している。

　地上デジタル放送受信機の出荷実績は127万3,000台で、内訳はテレビが前年同月比125.6%の86万8,000台、単体チューナが同147.6%の1万2,000台、STBが同122.7%の15万1,000台、デジタルレコーダが同107.6%の20万4,000台、チューナ内蔵PCが3万7,000台。地上デジタルテレビのカラーテレビ全体に占める割合は95.0%。

　また、参考資料として発表されているワンセグ対応携帯電話の2月出荷台数は294万8,000台で、累計では2,587万1,000台。ワンセグ内蔵PCの3月出荷台数は2,000台、車載用地上デジタルテレビ受信機器は11万4,000台。

　ビデオカメラは前年同月比92.6%の16万台で、マイナスとなった。デジタルオーディオプレーヤーは同123.0%の54万1,000台で2カ月連続の2桁成長となった。そのうち91%の49万台がフラッシュメモリ搭載型となる。

　カーナビは46万7,000台、前年同月比102.7%で17カ月連続の前年比増。HDD他タイプ、DVD-ROMタイプの台数構成比は73.8%、26.2%。

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/
□ニュースリリース(民生機器)
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/shipment/2008/ship_03.htm
□ニュースリリース(地上デジタル放送受信機)
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/digital/2008/index.htm
□関連記事
【3月24日】JEITA、2008年2月の電子機器/地デジ受信機国内出荷を発表
－液晶/PDP共に2桁の伸び。地デジ対応TVが前年比138%
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080324/jeita.htm
【2月25日】JEITA、2008年1月の電子機器/地デジ受信機国内出荷を発表
－37型以上の液晶TVが前年比141%。地デジ対応TVも130%に
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080225/jeita.htm

( 2008年4月25日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]

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