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バンダイビジュアル株式会社は28日、7月25日からBlu-ray Discビデオのレンタル事業に参入すると発表した。「オネアミスの翼」や劇場版「機動警察パトレイバー」、「機動戦士ガンダム 逆襲のシァア」など10タイトルを第1弾として同日に投入する。 さらに、今後のBD事業への取り組みとして、日本語と英語の字幕を両方収録した同一のBDビデオを、全世界同時発売する計画も明らかにした。
■ レンタル事業に参入
8月の北京オリンピックでBD対応ハードウェアの本格普及が予想されることから、その直前となる7月25日のBDレンタル事業参入を決定したという。
第1弾として予定されているのは以下の10作品。セル版とのディスク仕様の違いなど、詳細は未定。
■ 同一BDを世界同時発売、映像配信も同時に また、今後のBDビデオ事業の展開として、2008年秋から、日本語や英語の字幕を収録した同一のBDビデオを、日本と米国、欧州で同時発売する。日本の価格を基準として、特典映像なども日本向けディスクと同じものを収録することになり、高付加価値なタイトルとして訴求していく。 海外でのリリースには、バンダイナムコグループの海外主要会社が協力。OVA「FREEDOM」など、主力タイトルを中心に順次投入するという。 また、BDの発売と同時に、世界に向けたネットワーク配信も開始。バンダイチャンネルと協力して実施するもので、ダウンロード型の有料配信を予定。「クオリティも高いものになる」とのことだが、HD解像度での配信になるかは未定だという。また、配信先のデバイスとしては「著作権が保護される特定デバイスによるダウンロード型の販売を目指している」としている。
BDの発売と同時にネット配信を行なうことで、コンテンツ価値の最大化を図り、地域による時差・価格差の解消を目指す。一方で、タイムラグ無く正規の配信を行なうことで、違法配信問題の解決も目指しており、パッケージと配信を連動させた新たなビジネスモデルの確立に向けた展開となる。
□バンダイビジュアルのホームページ
(2008年4月28日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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