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富士通テン株式会社は、「ECLIPSE」ブランドの新製品として、タイムドメイン理論を採用したスピーカーなど4モデルを6月中旬より発売する。ラインナップと価格は下表の通り。
■ TDX700S/700C/700W
いずれの製品も、「タイムドメイン(時間領域)理論」に基づき、スピーカー固有の響きを加えず原音に忠実な再生を実現するという車載スピーカー。家庭用「TDシリーズ」で培ったノウハウを活かして車室内でも「正確な音」を再現し、気軽に5.1chへのシステムアップを可能にするとしている。 なお、同時発売のAVナビ「AVN778HD」には、TDスピーカーシリーズに最適な設定が簡単に行なえる「ECLIPSE TDモード」を搭載している。
サテライトのTDX700SとセンターのTDX700Cは、エンクロージャにフローティング構造を採用。エンクロージャにドライバユニットを接触させないことで、振動の伝達を抑える。また、卵型の「エッグシェルエンクロージャ」により、内部定在波や、前面バッフルの角で起こる回折波の排除を図っている。ドライバユニットの後方には円錐型のグランドアンカー(錘)を配し、ドライバユニットの反作用を受け止め、正確な駆動を実現するという。
TDX700S/Cのユニット径はいずれも5cm。再生周波数帯域は120Hz~30kHz、定格入力は20Wで共通。TDX700Cのアンプ部は最大出力40W。外形寸法と重量は、TDX700Sが100×146×148mm(幅×奥行き×高さ)、600g。TDX700Cのスピーカー部は129×154×80mm(同)、400gで、アンプ部は76.5×50×35mm(同)、260g。 アンプ内蔵サブウーファのTDX700Wは、2基のユニットを背面で結合し、反作用をキャンセルさせることでエンクロージャの不要な響きを排除。16cm径の小口径スピーカーを採用し、スピードと大音量を実現したとしている。アンプ出力は120W。再生周波数帯域は30~200Hz。ローパスフィルタは40~200Hz可変(-12dB/oct.)。外形寸法は300×300×350mm(幅×奥行き×高さ)、重量は9.8kg。 ■ SGS-500W
「TDスピーカーシリーズ」とは異なり、タイムドメイン理論を採用しないアクティブサブウーファ。アンプ出力は120W。再生周波数帯域は20~200Hz。ローパスフィルタは80~190Hz可変(-12dB/oct.)。外形寸法は280×260×285mm(幅×奥行き×高さ)とし、従来比で約半分まで小型化。軽自動車などへの取り付けも行なえるという。重量は7.4kg。 従来モデルでは、推奨していた横置き時に、吸入した空気を圧縮してジェットノズルから一気に噴出させることで負荷を与えるバッフル「H.P.S.B」(High Pressure Speed Baffle)の開口部がフロアに接触することでビビリ音が発生していたが、開口部を上向きに置けるようにしたことで、問題を解消したとしている。
□富士通テンのホームページ ( 2008年5月12日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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