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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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富士通テン株式会社は、タイムドメイン理論を利用した車載用スピーカーシステム2機種を11月1日に発売する。5cm口径の中高域用スピーカー「SGX-TD5」の価格はペアで7万円。「SGX-TD5」に12cm口径の中低域用スピーカー「SGX-TD12」を加えた、計4本のスピーカーセット「SGX-TD512」は10万円。 タイムドメイン理論は、周波数領域に着目した従来の再生方法に加え、「時間領域(タイムドメイン)の再現性」に着目したもの。音の発生から消滅までの時間的な過程を再現することで、限りなく原音に忠実な再生ができるという。なお、同社は6月にサブウーファの開発も発表しているが、今回は価格や発売日は明らかにされなかった。 ■ SGX-TD5
定在波や回析効果を防ぐため、球形の「ラウンドシェープド・エンクロージャ」を採用した中高域用スピーカー。タイムドメイン理論では、スピーカー内部で発生する余分な振動や反射音を抑える必要があるため、ユニットとエンクロージャの間に緩衝材を搭載してフローティング構造を実現している。 また、フローティング構造の課題となる電気から音への変換効率を高めるため、スピーカーユニット後方に「グランドアンカー」(巨大錘)を装備する。さらに、ユニットに新開発のマイクロファイバーコーンを採用。センターキャップを砲弾型にすることで、スピーカー自体の不要な振動を低減するという。 車内へ取付ける際は、スタンドを利用した据置きが可能。また、Aピラーやダッシュボードに埋込む場合は、スピーカー全体を緩衝材で挟み込んで取り付けることになる。出力音圧レベルは83dB、インピーダンスは6Ω。再生周波数帯域は200Hz~30kHzで、推奨クロスオーバー周波数は250Hz~350Hz。外形寸法は74×71×90mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1個で500g。
■ SGX-TD512
中高域用スピーカー「SGX-TD5」と、中低域用スピーカー「SGX-TD12」のセット。12cm口径のユニットを搭載した「SGX-TD12」は、ラウンドシェープド・エンクロージャを採用していないが、車体との接点に緩衝材を挟み込むことで、フローティング構造を実現している。 また、取り外し可能なグランドアンカーも付属しており、搭載する車体の空間に合わせた錘を取り付けることができる。出力音圧レベルは86dB、インピーダンスは4Ω。再生周波数帯域は50Hz~13kHzで、推奨クロスオーバー周波数は250Hz~350Hz。外形寸法は144×66mm(幅×奥行き)。重量は1個で900g。
□富士通テンのホームページ
(2002年10月10日) [yamaza-k@impress.co.jp]
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