イーライセンス、YouTubeと音楽著作権の包括利用許諾契約 －大塚愛、倖田來未、浜崎あゆみなど17,800曲

　株式会社イーライセンスは20日、動画共有サイト「YouTube」における音楽著作権の包括利用許諾契約を、YouTubeの親会社であるGoogleと締結したと発表した。日本の著作権管理事業者がYouTubeと包括利用許諾契約を結ぶのは、2008年3月に締結したジャパン・ライツ・クリアランス(JRC)に続いて2社目。

　これにより、イーライセンスが管理する楽曲を、自ら演奏・録画して、YouTube上に公開することが可能となるが、利用許諾は音楽著作権のみが対象で、映像の著作権や、著作隣接権は対象となっていない。そのため、アーティストの映像や演奏、歌そのものをYouTubeに公開することはできない。

　イーライセンスは民間初の著作権管理事業者として2000年に設立。大塚愛「恋愛写真」、倖田來未「愛のうた」、浜崎あゆみ「GUILTY」、KREVA「ストロングスタイル」、川嶋あい「幸せですか」など、3月末時点で17,800曲の著作権を管理しており、今回の許諾はそのすべてを対象としている。

　なお、同社では今回の包括利用契約に基づき、YouTube上にKREVAの公式チャンネルを開設している。

□イーライセンスのホームページ
http://www.elicense.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.elicense.co.jp/rh/20080520.html
□関連記事
【3月27日】JRC、YouTubeと音楽著作権の包括利用許諾を締結
－JRC管理楽曲の演奏が投稿可能に
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080327/jrctube.htm

( 2008年5月20日 )

[AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]

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