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「かのこん」7話以降の無料配信が全サイトで中止に
-提供元のバンダイチャンネルが決定。有料は継続


かのこん
5月23日発表


 株式会社バンダイチャンネルは23日、アニメ「かのこん」の無料配信について、「一部に過激な表現があったため、第7話以降の無料配信を自主的に中止する」と発表した。配信作品の提供元であるバンダイチャンネルが中止を決定したため、.ANIME、So-net、BIGLOBEストリームなどで行なわれている無料配信も7話以降は中止となる。ただし、有料配信については7話以降も提供される見込み。

 既報の通り、「かのこん」の無料配信については、21日にGyaOが「GyaOの倫理規定を超える表現がある」として中止を発表。BIGLOBEストリームや@nifty動画などでも中止することがアナウンスされていた。配信サイトの一覧は作品の公式ページに掲載されている。

 バンダイチャンネルは「7話以降に一部過激な表現があり、製作委員会側と協議を行ない、無料配信の中止を決定した」と説明。無料配信では子供でも気軽に視聴ができてしまうが、有料配信ではクレジットカードやイーバンク、WebMoneyなどでの支払いが必要になるため、「子供が観賞する機会は少なくなると考えている」という。なお、テレビ放送を行なっている有料アニメチャンネル「AT-X」では、同作品をR15指定として放送している。

 「かのこん」は、メディアファクトリーのライトノベル・MF文庫Jから発売されている西野かつみの小説をアニメ化したもの。田舎から都会の高校に転校してきた、純情・純朴な少年、小山田耕太が、スタイル抜群の先輩女子高生・源ちずる(正体は妖狐)に気に入られ、毎日熱烈なラブコールを受けるという内容。

 ライトノベルということもあり、ちずるの誘惑は“寸止め”までとなるが、それを逆手にとって“ラノベ(ライトノベル)史上最強の寸止め作品”としてアピール。アニメ化にあたっても過激な描写に果敢にチャレンジしており、能登麻美子、川澄綾子という人気女性声優2人の熱演もあり、アニメファンの間で話題となっている。

□バンダイチャンネルのホームページ
http://www.b-ch.com/
□「かのこん」TV連動無料配信について
http://www.b-ch.com/cgi-bin/contents/news/det.cgi?news_c=10745
□作品の公式サイト
http://www.kanokon.com/
□ネット配信についてのお知らせ
http://www.kanokon.com/howto.html
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(2008年5月23日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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