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ソニーは、地上デジタルダブルチューナを搭載したテレビサイドPC「TP1」の新モデルを7月5日より発売する。 BDドライブを搭載し、ボディカラーがブラックの上位モデル「VGX-TP1DQ/B」と、カラーがホワイトの「VGX-TP1D」を用意し、価格はともにオープンプライス。店頭予想価格はVGX-TP1DQ/Bが20万円前後、VGX-TP1Dが15万円前後。
「VGX-T1DQ/B」は、500GB HDDとBlu-ray Discドライブを搭載し、録画したデジタル放送番組のダビングやBDビデオの再生に対応する。「VGX-TP1D」は320GB HDDを搭載する。OSはWindows Vista Home Premium。 HDD容量とBDドライブの有無以外の基本仕様は共通で、新開発の地上デジタルダブルチューナを搭載。従来のカードと比較して約1/3のPCI Expressミニカードサイズ(51×30mm)を実現し、TP1の小型筐体に内蔵している。
新開発のテレビ録画/視聴ソフト「Giga Pocket Digital」を搭載。キーワードを入力すると電子番組表(EPG)から自動で情報を取得、関連する番組を録画する「おまかせ・まる録」に対応。録画した番組名を入れるだけで自動で録画できるほか、番組名で追跡録画するため、再放送のドラマなど放送スケジュールが不定期な番組などにも対応できる。 ダビング10にも対応。後日のアップデートで、BD(VGX-T1DQ/Bのみ)/DVDへのダビングのほか、PSPや携帯電話用のメモリーカード出力にも対応予定としている。 Giga Pocket Digitalでは、マウス操作だけでなくリモコン操作可能な新インターフェイスを採用。再生機能は、録画した番組のシーンごとにサムネイルを自動作成して、再生画面下部に再生時間の経過にあわせて並べて表示する「フィルムロール表示」に対応。視聴したいシーンをサムネイルから直感的に選択して、再生できる。 「ダイジェスト再生」機能も搭載。録画した番組の音声変化量を分析し、レベルの高い部分を音声の盛り上がり部分と判断し、ダイジェストシーンを連続再生する。再生時間は5/10/20/30分から選択できる。番組のコーナー情報や番組で紹介された店舗や商品情報をインターネット経由で入手して表示する「カタログビュー」も搭載する。 HDMI出力端子を装備し、「ブラビアリンク」に対応。液晶テレビ「BRAVIA」のリモコンから、TP1内のコンテンツ再生などの操作が可能となる。また、ネットワークソフトウェア「VAIO Media Plus」も搭載。DLNA対応パソコンなどに、JPEG画像やハンディカムで撮影したビデオファイルなどを配信できる。
CPUはCore 2 Duo T8100(2.10GHz)、メモリは2GB、HDDは500GB(TP1DQ/B)/320GB(TP1D)。GPUはNVIDIA GeForce 8400M GT。TP1DQ/BはBD-R/REドライブを、TP1DはDVDスーパーマルチドライブを搭載する。 HDMIのほか、DVI-I(HDCP対応)、アナログRGB(D-Sub 15ピン)出力や光デジタル音声出力、ヘッドフォン出力、マイク入力などを装備。また、USB 2.0×4やi.LINK×1、Ethernet、IEEE 802.11b/g無線LAN、メモリースティック/SDスロットも備えている。キーボードはFelicaポートつきのワイヤレスキーボード(デジタル無線方式)。 電源はACアダプタで、消費電力は31W(TP1DQ/B)/32W(TP1D)。外形寸法は270×91mm(直径×高さ)、重量は約3.5kg。VAIO用マルチリモコンや3mのHDMIケーブル、HDMI-DVI-D変換アダプタなどが付属する。 □ソニーのホームページ ( 2008年6月25日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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