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Pioneer Europe、プラズマTV「KURO」新モデルを10月から発売
-液晶TV「KURO」も登場。BDプレーヤー/シアターも


8月より順次発売


 Pioneer Europeは現地時間の24日、日本で6月下旬に発売を予定している60型プラズマディスプレイ「KRP-600M」をベースとしたプラズマテレビや、同社初となるKUROブランドの液晶テレビ、Blu-rayプレーヤー、スピーカーなど、AV機器の新製品を発表した。


■ プラズマ

 国内で6月10日に発表されたプラズマディスプレイ「KURO KRP-600M」(60型)、「KRP-500M」(50型)が、欧州でも同じ型番で発表された。発売時期は60型が8月、50型が10月とされている。どちらもフルHD(1,920×1,080ドット)のパネルを採用。コントラスト比をさらに向上させている。

 照度センサーを内蔵し、周囲の明るさやコンテンツの絵柄から最適な画質モードを自動的に適用する「AV Optimum Mode」(国内向けモデルでは“リビングモード”と呼称)を備えている。パネルは奥行き64mmの薄型デザインが特徴。

KURO KRP-600M メディアレシーバ

 この50/60型パネルをベースに、デジタルチューナを搭載した「メディアレシーバ」を追加したテレビタイプの「KRP-500A」、「KRP-600A」もラインナップ。50型は10月、60型は9月の発売を予定している。

 レシーバとディスプレイ部は1本のケーブルで接続。ディスプレイには2系統、メディアレシーバには4系統のHDMI入力を装備。対応機器との連携動作を実現する「KURO LINK」にも対応。レシーバはDLNAプレーヤー機能も備えている。

□ニュースリリース (プラズマテレビ/英文)
http://www.pioneer.eu/eur/content/press/news/krpPlasma.html
□関連記事
【6月6日】パイオニア、60型フルHDプラズマディスプレイ「KURO」
-黒輝度を従来比で1/5に低減。実売85万円
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080610/pioneer.htm


■ 液晶テレビ

KRL-37V

 「評価の高いプラズマKUROの画質を、サイズの柔軟性の高い液晶テレビでも実現するため、プラズマで培ったノウハウを導入。業界トップの黒レベルと1080pの表示性能を実現した」という液晶テレビ。プラズマと同様“KURO”のブランドが付けられている。

 32型の「KRL-32V」、37型「KRL-37V」、46型「KRL-46V」の3サイズを用意。32/37型は8月に発売。46型は年内の発売を予定している。

 パネルの100Hz駆動に対応し、残像感を低減。1080/24p入力もサポートする。前面にはコントラストや発色を改善するフィルタを装備。自動バックライト調整機能も備え、周囲の明るさに応じた絵作りを行なう機能も備えている。HDMI入力は3系統で、KURO LINK対応。筐体にはつや消しのアルミニウムを使っている。

□ニュースリリース (液晶テレビ/英文)
http://www.pioneer.eu/eur/content/press/news/kuroLCD.html


■ BDプレーヤー

上が「BDP-LX71」、下が「BDP-LX08」

 BDプレーヤーは4モデルが発表された。リファレンスモデル「BDP-LX91」は、BD-Liveに対応。2008年冬の発売を予定。それ以外の3モデルはBlu-ray Disc Profile 1.1対応モデル。「BDP-LX08」と「BDP-51FD」は10月、「BDP-LX71」は9月の発売が予定されている。

 いずれのモデルも1080p出力やDeepColorに対応。KUROシリーズのテレビと接続することで、最適な画質が出力できるという。HDオーディオのデコード/ビットストリーム出力もサポート。DACはWolfson製。 同社AVアンプとHDMI接続することで、ジッタを低減する「Precision Quartz Lock System」(PQLS)を備えるほか、KURO LINKもサポートする。

□ニュースリリース (BDプレーヤー/英文)
http://www.pioneer.eu/eur/content/press/news/lxBluRayPlayers.html


■ BDシアターシステムと単品スピーカーも

 BDシアターシステムも発表。11月発売の「LX01BD」は、BDプレーヤーとAVアンプ、オムニディレクショナルスピーカーを組み合わせたもの。12面体のスピーカーを採用しており、スピーカー数は4個だが、豊かなサラウンド再生が行なえるという。自動音場補正の「MCACC」も備えている。

 10月にはBDプレーヤーと5.1ch AVアンプ、シアタースピーカーをセットにした「LX03BD」と「LX08BD」もリリース。SACD/DVDオーディオ再生が可能なユニバーサルプレーヤーを組み合わせたシアターシステム「LX03」も発売される。

LX03BD 左が「S-8EX」、右が「S-4EX」

 さらに、単品スピーカー「EXシリーズ」の新製品として、ブックシェルフタイプの「S-4EX」、センタースピーカー「S-8EX」を10月に発売する。ブックシェルフは3ウェイ3スピーカー、センターはダブルウーファの3ウェイ4スピーカー仕様。

 同シリーズのトールボーイ「S-3EX」と同様に、TADの技術を導入。ツイータとミッドレンジに、独自のCST(Coherent Source Transducer)同軸ユニットを採用。マグネシウム振動板を採用した14cm径ミッドレンジユニットの中央に、新開発の3cm径セラミックグラファイト・ツィータを装着し、それぞれの音源の音響的な中心を時間軸上で揃え、“点音源”の理想を追求している。

□ニュースリリース (シアターシステム/英文)
http://www.pioneer.eu/eur/content/press/news/lxHomeCinemaSystems.html
□ニュースリリース (単品スピーカー/英文)
http://www.pioneer.eu/eur/content/press/news/exSpeakers.html

□Pioneer Europeのホームページ (英文)
http://www.pioneer.eu/
□関連記事
【4月17日】Pioneer Europe、「BD Profile 1.1」対応BDプレーヤーを夏投入
-最上位モデルの技術を投入したAVアンプ4機種も6月から
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080417/pioneer.htm

(2008年6月26日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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