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シャープ株式会社は、7月7日から9日まで開催される北海道洞爺湖サミットの期間中、国際メディアセンターに設置される「環境ショーケース」と「ゼロエミッションハウス」に、環境配慮型商品や環境技術を展示。従来の液晶テレビと比較して、約1/3の低消費電力を実現したという26V型液晶テレビの試作機を出展する。 国際メディアセンターは、議長や首脳の記者会見場、プレス関係者の作業スペースなどを備えるプレス関連の総合施設。一般の人が入ることはできない。 展示される試作機は26V型。消費電力が少ないのが特徴で、画面面積がほぼ同じである、28型のブラウン管テレビ(2002年発売のシャープ 28C-PB500)の消費電力である168Wと比べ、約1/4の低消費電力を実現。2007年発売の同社液晶テレビ「LC-26GH3」の消費電力123W、年間消費電力量113kWh/年と比べても、消費電力で約1/3、年間消費電力量約1/2を実現したという。 これにより、画面サイズとほぼ同程度の面積を持つ太陽電池で駆動させることも可能。「世界に約16億人いるとされる無電化地域でもテレビを視聴していただくことが可能となり、こうした地域の人々の生活向上の一助になるものと期待している」という。
ほかにも、65型の次世代液晶テレビの試作機も展示。コントラスト比10万:1、ディスプレイ部の厚みは最薄部で20mm。年間消費電力量は200kWh/年。さらに、コストパフォーマンスやモジュール変換効率の高いトリプル型薄膜太陽電池モジュールなども出展している。
□シャープのホームページ
(2008年7月4日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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