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デノン、HDオーディオ対応のエントリーAVアンプ2モデル
-7.1chモデル84,000円。ソースに合わせた自動音量調整も


AVC-1909

7月下旬発売

標準価格:「AVC-1909」84,000円
       「AVC-1509」50,400円


 株式会社デノン コンシューマー マーケティングは、HDMI Ver.1.3a入出力を備え、ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioなどのビットストリーム音声がデコード可能な「AVC-1909」など、AVアンプ2モデルを7月下旬より発売する。価格は、7.1chの「AVC-1909」が84,000円で、5.1chの「AVC-1509」が50,400円。



■ AVC-1909

 定格出力は90W×7ch(8Ω)、最大出力は140W×7ch(6Ω)。32bitのフローティングポイントDSPを搭載する。余分な信号経路を通さずにシンプル/ストレート設計を徹底追求。信号の引き回しを最小経路とし、オーディオ/ビデオ各回路における信号劣化の抑制を図っている。

 Ver.1.3aのHDMIを入力3系統、出力1系統搭載。Deep Colorやx.v.Colorもサポートする。DVDなどの480i/p映像を1080p出力するアップコンバート機能も搭載。8chのアナログ音声入力も搭載する。

 HDMIのCEC機能にも対応。シャープ、松下、東芝、日立、三菱の対応テレビ/レコーダーとHDMI接続することで電源ON/OFFやボリュームなどがテレビのリモコンで操作可能となる。

 音量の自動調整機能「Audyssey Dynamic Volume」を搭載。音源を常にモニタリングしながら、ダイナミックレンジを損なわずに最適な音量で聴くことができるという。同機能は、部屋の音響特性を計測して音響効果を補正する「Audyssey MultEQ」、音量が絞られる際に失われた高/低域を再現する「Dynamic EQ」との組み合わせにより最大の効果を発揮するという。そのほか、付属のマイクでスピーカーの初期設定を行なうオートセットアップ機能も利用できる。

 MP3/WMAなど圧縮音源の再生時に補正を行ない、圧縮前の音に近い状態に復元するという「Compressed Audio Restorer」を搭載。64kbps以下/96kbps以下/96kbps以上の3モードから選択でき、全てのサラウンドモードにおいて利用可能となっている。

 サラウンドバックチャンネルのスピーカーをフロントのバイアンプやゾーン2用の出力に割り当てられるアンプアサイン機能も搭載する。また、サラウンド処理などを行なわない「ピュアダイレクトモード」も搭載。そのほか、深夜の利用を想定した「ナイトモード」、入力信号に応じたサラウンドモードを自動設定する「オートサラウンドモード」なども搭載。音声と映像のズレを補正するオートディレイ機能(0~200ms)も搭載。

AVC-1909の背面

 振動源となるラジエータとパワートランスはフットの間近に直付けしたことで振動を低減。ラジエータは高剛性ボトムシャーシに固定、パワートランスは専用プレートとともにボトムシャーシに固定している。

 別売のiPod用コントロールドック「ASD-3N/3W」を接続可能な専用端子を搭載。iPodの再生や、ネットワーク経由でのPC内の楽曲再生、インターネットラジオが利用できる。

 HDMI以外の入力端子は、映像系がD5×3、S映像×3、コンポジット×4。音声がアナログ音声(RCA 2ch)×8、8ch入力×1、光デジタル×2、同軸デジタル×2。HDMI以外の出力端子は映像がD5×1、S映像×2、コンポジット×2。音声がプリアウト/レックアウト各1を備える。

 消費電力は250W。外形寸法は434×377×171mm(幅×奥行き×高さ)、重量は11.4kg。



■ AVC-1509

 定格出力75W×5ch(8Ω)、最大出力130W×5ch(6Ω)。Ver.1.3aのHDMI(Deep Color対応)を入力2系統、出力1系統備えるが、スイッチング入出力となっており、ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioのビットストリーム音声には非対応。デジタル音声入力には光/同軸デジタル接続が必要となる。6chアナログ音声入力も装備。

 AVC-1909と同様に、信号経路のシンプル/ストレート設計を追求。ラジエータとパワートランスはフット間近に直付けし、振動の抑制を図っている。圧縮音源の補正を行なう「Compressed Audio Restorer」や、「オートセットアップ機能」なども搭載。「ナイトモード」や「オートサラウンドモード」、「オーディオディレイ機能」も利用できる。

 HDMI以外の入力端子は、映像がD4×2、S映像×3、コンポジット×4。音声がアナログ音声(RCA 2ch)×8、6ch入力×1、光デジタル×2、同軸デジタル×2。HDMI以外の映像出力端子としてD4×1、S映像×2、コンポジット×2、音声はプリアウト/レックアウト各1を装備。

 iPod用コントロールドックの接続端子も搭載する。消費電力は195W、外形寸法は434×377×171mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10.7kg。


AVC-1509 AVC-1509の背面


□デノンのホームページ
http://denon.jp/
□ニュースリリース
http://denon.jp/company/release/avc1509_1909.html
□関連記事
【2007年6月26日】デノン、HDMI Ver.1.3a対応のAVアンプ5モデル
-上位2モデルはHDMI出力×2。ネットワーク機能も搭載
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070626/denon2.htm

( 2008年7月11日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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