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バンダイビジュアル株式会社は、7月に公開した押井守監督作品「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 2.0」のBlu-ray Discビデオを12月19日に発売する。オリジナル版のBDも同梱したBlu-ray BOXに加え、「2.0」の単品版BD/DVDを用意。ただし、オリジナル版のBDの単品発売は現在のところ予定されていない。 既報の通り、同作品は劇場公開時に2008年冬のBlu-ray/DVDビデオ化がアナウンスされていたが、具体的な発売日や価格、商品構成は明らかになっていなかった。
■ BD-BOX 総収録時間は約230分。新旧両作品の本編ディスクに加え、特典ディスクも収録した3枚組となる。さらに、新録音のオーディオCDと特製ブックレットも付属する。本編ディスクには、オリジナル版のみ日本語と英語の字幕を収録。オリジナル版の仕様は既発売のDVDセット版BDと同じになっている。 特典映像としてメイキングを収めているほか、劇場予告も収録する。 なお、バンダイビジュアルの子会社であるアニメチャンネルが運営する総合アニメサイト「.ANIME」では、限定アナザージャケット付の特別限定セットを販売。さらに、BD-BOX版には、主人公・草薙素子役の田中敦子さんの直筆サイン入りアナザージャケットが付属する。
■ 単品版 BDビデオの単品版仕様は、既発売のDVDセット版や、前述のBD-BOXに収録されたものと同じ。ブックレットも同梱する。 DVD版には特典映像として劇場予告を収録。封入特典のブックレットも同梱する。
'95年に公開され、押井監督の名を世界に知らしめた代表作を、13年後の2008年に、3DCGやビジュアルエフェクトを駆使して、全カットをバージョンアップしたリニューアル版。 続編とも言える「イノセンス」との繋がりを想定し、作品全体のトーンを、従来のグリーンからオレンジ(琥珀色)に変更。冒頭のダイブシーンなどに3DCGを使用。川井憲次による音楽もコーラスや弦の大編成を録音し直し、全曲をリミックス。 そして、音声も従来のアナログ4.0chから、スカイウォーカーサウンドによって6.1chサラウンド化。キャストによるアフレコも収録し直している。
映画の舞台は、デジタルネットワークが高度に発展した2029年。人間の脳は電子化(電脳化)され、直接ネットワークに接続し、意思やデータを誰もが簡単にやりとりできる時代が到来していた。だが、その技術進歩と共にコンピューター犯罪やサイバーテロも高度化、凶悪化。それに対抗すべく、政府は草薙素子(くさなぎ もとこ)を隊長とする、精鋭サイボーグによる非公認の超法規的特殊部隊・公安9課、通称“攻殻機動隊”を組織した。
そんな中、防壁を突破し、人間の脳をハッキングして人々を操り人形のようにしてしまう凄腕のハッカー“人形使い”が日本に出現する。調査を進める公安9課は、その姿無きハッカーの正体が、ネットワーク上で情報を収集する一種のプログラムであることを突き止める。だが、攻殻機動隊の前に現れた“人形使い”は、自らが「電脳の海で発生した生命体だ」と告げるのだった……。
□バンダイビジュアルのホームページ
(2008年8月4日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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