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8月29日~9月3日にドイツ・ベルリンで開催されている、欧州最大の家電機器展示会「IFA 2008」。液晶/プラズマテレビ「VIERA」を中心に、欧州初のBDレコーダ展示や、WirelessHDのデモも行なっていた。 ディスプレイ関連で注目されていたのは、28日のプレスカンファレンスでも65/58型モデルの追加が発表された「NeoPDP」。薄さを実感できるよう、ディスプレイ本体を回転させてアピールしていた。 また、YouTubeとの連携も注目されている「VIERA CAST」のコーナーでも、足を止めて説明を聞いている一般来場者の姿が多く見られた。
□関連記事 ■ 倍速駆動のプロジェクタ「AE3000」
液晶プロジェクタでは、100Hz倍速駆動/コントラスト6万:1を実現したフルHDの新モデル「PT-AE3000」が10月に欧州で発売される。
大きな特徴は、倍速駆動に対応した点。前後のコマを解析してフレーム補間を行なうことで、秒間100コマ(PAL)表示が可能となっている。24p信号は4倍の96フレームに変換され、滑らかに表示できるとしている。 また、投射の過程で不要な光を遮断するという新技術「Pure Contrast Plate」の搭載でダイナミックレンジを大幅に改善。コントラストを向上。さらに、「Detail Clarity Processor 2」の搭載で、細部の表現力も強化している。 実機は残念ながら展示されていなかったが、VIERAを中心としたハイビジョンでの機器間連携をイメージしたパネルに「PT-AE3000E」の写真も含まれていた。
■ BD-LIVE対応の欧州初BDレコーダなど
プレスカンファレンスでも発表された欧州初のBlu-ray Discレコーダ「DMR-BW500」も展示。500GB HDDとデジタルWチューナを搭載し、MPEG-2やAVC録画が可能。まずはフランスで秋に発売される。 BD再生では、ドルビーTrueHDやDTS Master AudioなどHDオーディオのビットストリームにも対応。また、BD-LIVEもサポートし、対応ソフトのコンテンツが利用できることも特徴。 また、会場には録画用のBD-R/REも展示。日本以外では普及していない録画に関する提案も積極的に行なっていた。
■ そのほか
CESでも発表されていたWirelessHDに関するデモも実施。60GHz帯を使用し、4Gbpsを10mの距離で伝送できるという技術で、HDMI-CECのVIERA Linkも機能するという。ホームシアターをイメージさせる環境で映像/音声の伝送デモを行なっていた。
□IFA 2008ベルリンショーのホームページ(英文) ( 2008年8月31日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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