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カシオ計算機株式会社は、1,000fpsの「ハイスピードムービー」撮影に対応するデジタルカメラ「EX-FH20」を9月19日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8万円前後の見込み。 3月に発売したフルHD動画/1,200fps動画撮影対応の「EXLIM PRO EX-F1」からフルHD動画撮影などの一部機能を省き、容積を27%、重量を28%削減した普及モデル。F1/FH20の両製品は今後「HIGH SPEED EXILIM」シリーズとして展開する。 1/2.3型、総画素数1,029万画素/有効画素数910万画素の高速CMOSを搭載。記録メディアはSD/SDHCとMMC/MMC plusで、カードは別売。本体に、記録領域として32MBのメモリも内蔵する。光学ズームはF1の12倍から20倍(F2.8~4.5/35mm換算26~520mm)に強化。CMOSシフト式の手ブレ補正も備えている。 最大1,000fpsの高速連写により、超スロー映像が作成できる「ハイスピードムービー」を搭載。撮影速度は1,000/420/210fpsから選択でき、記録解像度は1,000fps時が224×56ドット、420fps時が224×168ドット、210fps時が480×360ドットとなる。また、通常の30fps撮影時にワンボタンで210fps撮影に切り替えられるモード(記録解像度480×360ドット)も搭載する。1,000fps撮影時の1GB SDカードへの記録時間は約5分14秒。 動画撮影の記録形式は、EX-F1がフルHDのMPEG-4/AVCに対応していたが、EX-FH20はMotion JPEG(AVI)/最大1,280×720ドット/30fpsとした。なお、1,280×720ドットでの動画記録時間は、1GB SDカードで約4分22秒となる。そのほか、YouTubeへのアップロードに適したサイズと画質で撮影できるモードも搭載している。 静止画の連写では3,072×2,304ドットで最大40枚/秒に対応。速度は1~40枚/秒の7段階から選べて、1回の連写で40枚まで撮影できる。さらに、シャッターを押す前から40枚分まで、さかのぼって撮影できる「パスト連写」にも対応している。そのほか、高速連写した複数の静止画を合成することで手ブレ補正を図る「ハイスピード手ブレ補正」や、夜景の撮影時に手ブレ抑制を図る「ハイスピード夜景」なども利用できる。 液晶モニタは3型/320×240ドット。電子ファインダは0.2型液晶。電源は単3電池4本で、ニッケル水素充電池での静止画連続撮影枚数は約400枚。静止画再生時間は約6時間20分。外形寸法は122.6×84.5×81.4mm(幅×奥行き×高さ)、電池を除く重量は約483g。
□カシオのホームページ ( 2008年9月16日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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