三菱、コントラスト7万:1のフルHD液晶プロジェクタ －実売35万円。光学補償板で高コントラスト化

9月25日発売 標準価格：オープンプライス

　三菱電機株式会社は、1,920×1,080ドットのフルHD液晶パネルを搭載した液晶プロジェクタ「LVP-HC7000」を9月25日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は35万円前後の見込み。

　液晶パネルは、0.74型/1,920×1,080ドットのエプソン製で、D6世代のC²FINE。液晶パネルと偏光フィルタの間に搭載した新開発の光学補償板と、光量を高速/高精度に制御する「Diamond Black Iris」により、コントラスト比7万:1を実現した(従来モデルLVP-HC6000は12,000:1)。

　新開発の光学補償板は、液晶分子の傾きと偏向フィルタの配口の微妙なずれによって生じる光の漏れを大幅に低減。さらにひし形(ダイアモンド型)の絞り「Diamond Black Iris」が60分の1秒単位で光量を制御し、急激に輝度が変化するシーンでもダイナミックレンジの広い映像再現が可能という。

　レンズは1.6倍電動ズーム/フォーカスで、EDレンズ3枚を含む14群17枚のレンズ構成。投写サイズは50～300型、100型の最短投射距離は3.1m。上下75度、左右5度の電動レンズシフト機構も備えている。ランプは 160W出力のUHE。輝度は750ルーメン。

　ボディは、スポーツカーをイメージした「G.T.デザイン」の新筐体を採用。光沢仕上げにより高級感を高めている。さらに、天板の2重構造化などにより、駆動音も従来比-2dBで、業界最小の17dBを実現した。

　映像処理回路にはSilicon OptixのReon-VXを搭載。高精度なノイズリダクションやIP変換を実現するほか、DVD再生時の画素変換処理に高精度フィルタを利用し、Reon-VX内のHQVノイズリダクションとの組み合わせにより、モスキートノイズなどを低減している。また、24コマのフィルムと30コマのビデオモードの切り替え機能を追加し、コンテンツに応じた映像再生が可能としている。

　入力端子はVer.1.3/Deep Color対応のHDMIを2系統と、コンポーネント、S映像、コンポジット、アナログRGB(D-Sub15ピン)を各1系統装備。RS-232C端子も備えている。消費電力は250W。外形寸法は427×440×159mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.5kg。

□三菱電機のホームページ
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□ニュースリリース
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( 2008年9月16日 )

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