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ソニーは、クラブ/ヒップホップ音楽向けに低音重視のサウンド設計を採用したヘッドフォン新シリーズ「XB」(EXTRA BASS)のオーバーヘッドタイプ3モデルを11月10日に発売する。
価格は、50mm径の振動板を搭載した最上位モデル「MDR-XB700」が12,390円、40mm径振動板の「MDR-XB500」が8,715円、30mm径振動板でオンイヤー型の「MDR-XB300」が4,935円。
音楽シーンが'80~90年代までのロック/ポップス中心から、ヒップホップやラップなど打ち込み系や、ライン録りによる超低音のベースライン/リズムが多用されるようになってきたことを受けて企画された、重低音重視のヘッドフォンシリーズ。プラグはステレオミニ。 同社「EXシリーズ」などポップやジャズ、クラシックといった幅広い音楽を楽しむシリーズと、スタジオモニター/DJ用の「Zシリーズ」に追加してラインナップするシリーズで、第1弾として、ヘッドフォン3モデルと、カナル型イヤフォン2モデルを用意する。
低域強化へのアプローチとして、バスブースト機能のように周波数帯域を持ち上げるのではなく、ドライバユニットから鼓膜までの気密を高めることで漏洩を抑え、“重低音のグルーヴを余すことなく再現する”という「ダイレクトバイブストラクチャー」を採用。 いずれも、低反発ウレタンを高伸縮ウレタンレザーで包んだ極厚の「キングサイズイヤークッション」を採用し、高い密閉度と快適な装着感を追求。XB700/500は外耳を覆うタイプで、XBはオンイヤー(耳のせ)型となっている。「ソファを作るような感覚で生み出した」という立体縫製で高級感を持たせており、その柔軟性から様々な頭部の形状や動きに対応できるため、ハウジングの可動部分を減らし、デザイン性も高めている。
振動板は従来品に比べ溝が多く、柔らかさを持たせたことが特徴。耐振幅特性や耐気圧特性を確保しながら、可動性を大幅に向上させることで、スケール感のある重低音再生を実現。低域の強いパワーに対しても歪無く正確に振幅できるという。 再生周波数帯域は、XB700が3Hz~28kHz、XB500が4Hz~24kHz、XB300が5~22kHz。ボイスコイルはXB700のみOFC、残りの2機種はCCAWを使っている。コードは約1.2mで、絡みの防止や本体とのデザインマッチを図ったフラットタイプを採用。両出しタイプとなっている。入力プラグはL型ステレオミニ。
□ソニーのホームページ ( 2008年9月25日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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