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三菱、チューナと無線接続する46型フルHD液晶「REAL」
-非圧縮で映像伝送。四角いBDレコーダも


LCD-46LF2000(左)、DVR-BF2000(右)

11月21日発売

標準価格:オープンプライス


 三菱電機株式会社は、ディスプレイ部とチューナユニットを分割し、映像信号を無線伝送する液晶テレビ「REAL」の新モデル「LCD-46LF2000」と、スクエアデザインのBlu-ray Discレコーダ「DVR-BF2000」を11月21日に発売する。価格はテレビが50万円前後、レコーダが18万円前後の見込み。

 新REALは、46型/フルHDのディスプレイ部とチューナ部を分割し、映像信号を無線伝送することで、レイアウトの自由度を確保。チューナ部と、新BDレコーダ「DVR-BF2000」は、いずれもスクエアなデザインを採用するなど、インテリアとのフィット感を高めた新デザインを採用している。


■ LCD-46LF2000

8月のREAL製品発表時に展示された「LCD-46LF2000」のプロトタイプ

 ディスプレイ部と、デジタルチューナなどを内蔵したステーション部を分割し、映像/音声信号を非圧縮で無線伝送する液晶テレビ。最長20mまでの無線伝送が可能で、これによりディスプレイ部は電源ケーブルのみの接続となり、すっきりとシンプルな設置が可能となる。

 ディスプレイ部は、46型/1,920×1,080ドットの10bit フルHDパネルを採用。独自の光沢処理を施した「DIAMOND Panel」を採用し、パネル内部からの光の散乱を低減することで色再現性を向上している。チューナを別ユニット化することで、奥行きを約40mmまで短縮。オプションの「壁ぴったりスタンド(LF-KL2000)」などを利用した、自由度の高い設置を可能とする。

 16bit処理を行なう映像処理回路「DIAMOND Engine PROIII」を搭載。自然な階調表現とノイズの少ない映像を実現するという。また、120Hzの倍速駆動機能「倍速ピクチャー」も搭載。24コマ映像を滑らかに120コマ化する「なめらかピクチャー」機能も備えている。

 色の12軸を独立して調整できる「ナチュラルカラーマトリックス」も搭載。バックライトを映像にあわせて制御して、コントラスト感を向上する「インテリジェントバックライトコントロール」も備えている。

 ディスプレイ部はフレームを狭め、画面に集中できるデザインを採用。スピーカー出力は10W×2chで、254×37mm径の「DIATONEフラットスピーカー」を搭載。12mmの薄型スピーカーながら、150Hz~20kHzの全帯域再生を実現している。全面駆動方式によるフラットな周波数特性と、ひずみの少なさにより、優れたサラウンド音場を再現できるという。また、フロントスピーカーだけで5.1chサラウンドを再現する「DIATONE サラウンド 5.1」や、ステレオ放送に広がりを持たせる「DIATONE サラウンド 2.0」、ヘッドフォンで広がりある再生を可能とする「DIATONE サラウンド HEADPHONE」などの機能を装備。ドルビーデジタル5.1chデコーダも内蔵している。

 ステーション部は、地上/BS/110度CSデジタルチューナと地上アナログチューナを内蔵するほか、各種入力端子をまとめており、入力した信号を内蔵の無線送信ユニットを介して、ディスプレイ部に伝送する。EPGは「9チャンネル/8時間」など4種類が選択可能。EPGの番組タイトルなどを読みあげてくれる「しゃべるテレビ」機能も備えている。

 入力端子はHDMI×4と、D4×2、S映像×3、コンポジット×3、アナログ音声×4、アナログRGB(D-Sub15ピン)×1、光デジタル音声入力×1。光デジタル音声出力やアナログ音声出力、デジタル放送出力(S映像+コンポジット)などを各1系統装備する。SDカードスロットやEthernetも備えている。

 HDMIは、同社製品との連携機能「REALINK」を搭載。HDMI接続した対応BDレコーダやDVDレコーダの操作が可能となる。また、HDMI CEC 1.3a対応のAVアンプとの組み合わせでは、REALのリモコンからAVアンプのボリューム操作などが行なえる。

 消費電力は340W(ディスプレイ部299W+ステーション部41W)。年間消費電力量は290kWh/年。ディスプレイ部の外形寸法/重量は109×4.0~4.4×68.5cm(幅×奥行き×高さ)/22.7kg。ステーション部は18×29.8×18cm(同)/5.3kg。

 壁寄せスタンドのほか、オートターン機能搭載のテーブルトップスタンド「LF-ST2000」などのオプションも用意される。


■ DVR-BF2000

8月のREAL製品発表時に展示された「DVR-BF2000」のプロトタイプ(左)

  LCD-46LF2000のステーション部にデザインマッチしたBDレコーダ。インテリアになじみやすいデザインが特徴で、映像/音声の無線伝送機能は備えていない。

 500GB HDDとBDビデオ再生対応のBD-R/REドライブを搭載。チューナは地上/BS/110度CSデジタルを各2系統と地上アナログを1系統装備。2番組の同時録画も可能となっている。

 デジタル放送をMPEG-2 TSのまま録画できるDRモード記録のほか、1系統はMPEG-4 AVC/H.264記録にも対応。AVC記録モードはAF/AN/AE(5.7Mbps)の3モードを用意し、 HDDやBD-R/REにAVCで録画できる。また、DVD-R/RW記録にも対応し、DVDへのAVC記録であるAVCRECも可能となっている。ただし、DVD-RWへのAVCRECについては後日アップデートで対応予定としている。

 EPGは、最大19ch/12時間表示が可能。3/5/7/9/14/19chの表示切替も可能となっている。CMを含んだ番組から、本編もしくはCMのみを順次再生できる「オートカットi」機能も搭載。さらに、予約録画したスポーツ番組のハイライト(盛り上がり)シーンのみを選んで早見できる「ハイライト再生」機能も搭載。ハイライト部のみをBDやDVDに記録することもできる。また、音楽番組の演奏シーンだけを順次再生する「楽曲再生」機能も搭載している。

 ユーザーの嗜好性にあわせて番組を自動録画する「おすすめ自動録画」も搭載。過去の予約録画履歴から録画予約する可能性が高い番組を自動録画する「安心型」と、嗜好性にあった新しいおすすめ番組を録画する「発掘型」の2方式が用意されている。双方の特徴を加味した「安心+発掘型」も選択可能となっている。

 SDカードスロットを装備し、AVCHDビデオファイルの取り込みが可能。JPEG画像の読み込みにも対応する。

 出力端子は、HDMIとD4、S映像、コンポジット、アナログ音声、光デジタル、ヘッドフォン出力を各1系統装備。独自のヘッドフォン用サラウンド機能「DIATONEサラウンドHEADPHONE」も備えている。入力端子はS映像とコンポジット、アナログ音声を各2系統装備する。消費電力は40W。外形寸法は18.0×29.8×18.0cm、重量は6.0kg。

□三菱電機のホームページ
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2008/0929.htm
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( 2008年9月29日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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