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29日より開幕した「CEATEC JAPAN 2008」。シャープは開幕直後の10時に放送関係者向けにブースのオープニングセレモニーを開催し、フラッグシップ液晶テレビ「AQUOS XS1」を発表した。
同社の松本雅史副社長は、AQUOS XS1を「次世代の液晶テレビ」と紹介。“次世代の根拠”として、新世代の液晶パネル「メガASVパネル」の採用とRGB LEDバックライトの採用による100万:1の高コントラストを挙げ、「圧倒的な高画質を実現した」と訴えた。 また、画面のエリアごとに発光するLEDバックライトの部分駆動などについて説明するとともに、省電力性能や、Bluetoothや3型液晶を搭載した新型の「液晶ファミリモコン」などの機能をアピールした。
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ブースでは、AQUOS XS1をブースの大部分を使って展示。さらにBlu-ray Discレコーダ「AQUOSブルーレイ」やAQUOS Gシリーズや、AQUOSのネットワーク機能「Yahoo!JAPAN for AQUOS」のデモなども行なっている。
加えて、「環境先進企業ビジョン訴求」を訴求するコーナーでは、AQUOS XS1のエコ性能などをアピール。洞爺湖サミットで展示した消費電力を1/3にした26型液晶テレビも出展している。 さらに、同社が液晶とともに中核事業に掲げる太陽電池を使った太陽光発電による「創エネ」もアピール。52型のAQUOS XS1「LC-52XS1」の年間消費電力量は220kWh/年だが、同社の多結晶ソーラーモジュールを利用すれば、液晶パネルと同サイズ(52型)のモジュールでテレビの消費電力量をカバーできるという。これを「Solar Powerd LCD TV」と命名し、LED採用などの省電力化だけでない、CO2排出を相殺する仕組み作りを提案している。 サミット展示機の26型液晶テレビでは、同型のブラウン管テレビの約1/4となる消費電力40W以下で利用できるとしている。これらを世界の12億台のブラウン管テレビを置き換えた場合、1,000億kWh/年、3,400万トンのCO2削減が可能なる。
DCエコハウス」のコンセプトも紹介。家庭内で交流で使われている環境を直流にすることで、交流(AC)と直流(DC)の変換の際に発生する無駄が排除できるなどのメリットを訴求する。 太陽光発電による創エネだけでなく、冷蔵庫や照明、エアコンなどさまざまな機器での省エネルギー策を提示し、家庭全体でCO2排出量を抑えるためのコンセプトを紹介している。
□CEATEC JAPAN 2008のホームページ ( 2008年9月30日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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