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株式会社デノン コンシューマー マーケティングは、7.1ch AVアンプ「AVC-3808A」を10月下旬に発売する。価格は241,500円。カラーはプレミアムシルバー(SP)とブラック(K)を用意する。 2007年8月に発売したAVアンプ「AVC-3808」(231,000円)のアップグレードバージョンで、3つの機能を追加。音の大小をリアルタイムに調整して急激な音量の変化に対応する「Audyssey Dynamic Volume」と、小音量時のサラウンド効果を高める「Audyssey Dynamic EQ」、HDMIのCEC機能が新たに搭載されている。 それ以外の仕様は「AVC-3808」と共通だが、「AVC-3808」では無かったブラックモデルを追加した。なお、「AVC-3808」も有償アップグレードで「AVC-3808A」と同等の機能を追加予定。アップグレードの詳細は11月上旬に告知するとしている。 「Audyssey Dynamic Volume」は、テレビ視聴時にCMへ切り換わった際などでも、最適な音量に自動調整できる技術。ダイナミック感を損なうことなく最適な音量に調節するという。「Audyssey Dynamic EQ」は、測定した部屋の特性やソースの音量、人間の耳の特性などを考慮しながら周波数特性の補正を行ない、低音量でも音痩せなどを防ぐ。CEC機能では、パナソニックや東芝、日立、シャープ、三菱の液晶/プラズマテレビや、BD/DVDレコーダなどとの連携に対応している。 最大出力は180W×7ch(6Ω)、定格出力は130W×7ch(8Ω)。電源部はメイントランスとマイコン専用、Ethernet/USB用に独立した3つのトランスを搭載。電源回路は回路ブロックごとに分離し、回路間の干渉を抑えることで音質、画質の向上を図っている。DAC/ADCは24bit/192kHz対応で、全チャンネルに高音質技術「AL24 Processing Plus」を採用している。 32bit DSPを2基搭載し、信号処理性能を向上。自然なサラウンド再生を可能とした。自動音場補正機能「Audyssey multEQ XT」も備えている。 HDMI端子はVer.1.3aに準拠し、入力3系統、出力2系統を装備。ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioなどのビットストリーム音声のデコードが可能。IP変換/スケーラーとしてファロージャ製のICを採用。HDMIからの1080pアップコンバート出力も可能となっている。12bit/216MHzのビデオDACも内蔵している。
USB端子やドックコントロール端子も装備。接続した対応オーディオプレーヤー内の音楽ファイル再生に対応する。MP3やWMA、AACなどの音声情報を補間する「Compressed Audio Restorer」も搭載する。Ethernetも装備し、PCサーバー上のMP3/WMA/AAC/WAV/FLACファイルの再生も可能となっている。MP3/WMA形式のインターネットラジオ聴取にも対応する。 HDMI以外の入力端子は、映像系がコンポーネント×3(RCA×1、RCA/D5×2)、S映像×7、コンポジット×7、音声系がアナログ音声×10、8ch入力×1、光デジタル×4、同軸デジタル×3、DENON LINK(3rd Edition)×1、USB×2。 HDMI以外の出力端子は映像系がコンポーネント×2(RCA×1、RCA/D5×1)、S映像×3、コンポジット×3。音声系がプリアウト(7.1ch)、レックアウト×2、光デジタル×2。コントロール系の端子として、Ethernet×1、ドックコントロール×1、RS232C×1、トリガー出力×2を装備する。外形寸法は434×420×171mm(幅×奥行き×高さ)。学習機能を備えたリモコンが付属する。
□デノンのホームページ ( 2008年10月16日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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