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アキュフェーズ、「MDSD」再生対応のSACDプレーヤー
-最上位モデルのメカ/筐体技術を投入。84万円


12月上旬発売

標準価格:84万円


 アキュフェーズ株式会社は、一体型SACD/CDプレーヤー「DP-600」を12月上旬に発売する。価格は84万円。

 2006年12月に発売したセパレート型プレーヤーのリファレンスモデル、DP-800/DC-801(99万7,500円/89万2,500円)や、2007年12月発売の一体型プレーヤー最上位「DP-700」(115万5,000円)でも採用されている自社開発のメカニズムやノウハウを継承。従来モデル同様、マルチチャンネル再生には対応せず、2ch再生に特化してSACDの音の魅力を100%引き出すことを目的としている。

 SACDドライブ本体をシャーシで固定、ローディングメカやメカベースを高剛性構造とした一方で、ディスクの回転部分とピックアップ部が一体となったトラバース・メカニズムを軽量化し、ローディングメカから分離。全体を大型ブリッジカバーで土台のメカベースに固定した一体化構造となっている。ドライブ全体を4個の鋳鉄製の大型脚部で支持している。

 トランスポート部は、専用DSPのデジタルサーボによる高精度処理と、1レンズ/ツインレーザーダイオードによる高速アクセスメカニズムを採用。読み取り精度とアクセス時間の短縮を実現している。プロセッサ部は超高速FPGAを使ったD/A変換「MDSD」を搭載。ΔΣ型DACを6個並列駆動させた「MDS++変換方式D/Aコンバーター」で、変換精度や歪み率特性、ノイズ特性などの改善を図っている。

2008東京インターナショナルオーディオショウで展示されたDP-600

 同一筐体の中でトランスポート部とプロセッサ部を分離させており、独自のHS-Linkや同軸/光デジタル入力端子を装備。トランスポート/DAC部のみの使用も可能となっている。デジタル出力は、HS-Link、同軸/光デジタル。アナログ出力はバランス用XLRとアンバランス用RCAの2系統。

 電源部トランスはデジタル/アナログを分離/独立させ、デジタル方式による音量調整や、バランス/アンバランス独立構成のアナログフィルタ「Direct Balanced Filter回路」などを搭載している。消費電力は30W。

 外形寸法は465×393×150mm(幅×奥行き×高さ)、重量は18.5kg。リモコン「RC-100」が付属する。


□アキュフェーズのホームページ
(11月10日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.accuphase.co.jp/
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 ラックスマンから10年ぶりの2ch SACD登場
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20081003/ina2.htm
【2007年10月31日】アキュフェーズ、一体型SACDプレーヤーの最上位モデル
-セパレート型と同じドライブ、「MDSD」再生方式を採用
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20071031/accu.htm

( 2008年11月10日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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