|
米DisplaySearchは24日(現地時間)、2008年第3四半期の世界市場におけるテレビ出荷の調査結果を発表した。テレビの種類別では、液晶の占める割合が50%を突破。ブランド別シェアでは、Samsungが22.5%でトップを獲得した。 世界出荷台数は、前年比6%増、前期比11%増の5,350万9,000台と堅調。ただし、第4四半期は需要減少の影響を受けると予測している。世界出荷のうち、液晶テレビが前年比32%増の2,675万9,000台、CRTが同15%減の2,287万1,000台、プラズマが同37%増の378万8,000台、リアプロジェクションが同76%減の9,000台、有機ELテレビは1,000台。タイプ別のシェアは液晶が50%、CRTが42.7%、プラズマが7.1%、リアプロが0.2%。 液晶テレビは北米や欧州、日本市場で8割を超えているほか、ラテンアメリカや東欧、中東、アフリカでもシェアが拡大。サイズ別では32型が36%でトップ。40型超は前期と変わらず27%となった。 PDPはアジア地域で低価格な32型以下の製品が伸張。50型以上も前期比3%増の28%となっている。CRTは中国やラテンアメリカなど新興国ではもっとも大きなシェアを獲得している。これらの国では価格差があるため薄型テレビへの移行が進んでいない。しかし、CRT部材の供給が減少していることから、多くの製造メーカーが2009年には薄型テレビへの移行がさらに進むと予想している。 ブランド別の売上シェアでは、トップがSamsung(22.5%)。2位ソニー(13.3%)、3位LG(10.9%)、4位パナソニック(8.6%)、5位シャープ(8.0%)と続いている。Samsungは液晶とリアプロの売上/台数シェアでトップを獲得。売上も昨年比で36%増と高い伸びを示している。 □Display Searchのホームページ(英文) ( 2008年11月27日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|