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日本テキサス・インスツルメンツ株式会社は27日、デジタルAV機器向けプラットフォーム「DaVinci(ダヴィンチ)」の技術を搭載し、D1解像度でのH.264、MPEG-4エンコードに対応したデジタルプロセッサ「TMS320DM357」を発表した。 主にコンシューマ製品向けに提供。デジタルビデオレコーダや、ネットワークカメラ、デジタルフォトフレームなどに搭載を想定。低コストかつ高画質化が実現できるとしている。 現在供給中で、100個受注時の参考単価は21.22ドル。パッケージは16×16ピン、0.8mmピッチのBGA。なお、H.264コーデックの同社へのライセンス/ロイヤリティは不要となっている。 DaVinciテクノロジーを搭載したシステムオンチップ。CPUコアは270MHzのARM926EJ-S。ハードウェアコプロセッサは「HMJCP」を採用。D1解像度でのH.264、MPEG-4のリアルタイムエンコード/デコードや、50メガピクセル/秒のJPEGエンコード/デコードに対応する。大容量でのデータストレージやストリーミングにおいて大幅なデータ圧縮が可能になるという。 USB 2.0 OTGやDDR2を搭載。さらにEthernet Media Access Controller(EMAC)や、3個のビデオDAC、Host Port Interface(HPI)なども統合。外部部品のコストならびに設計、製造コストを削減できるとしている。
□日本TIのホームページ ( 2008年11月27日 ) [AV Watch編集部/ohrui@impress.co.jp]
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