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au(KDDI)は、320kbpsのAAC形式で高音質楽曲配信を行なう音楽サービス「着うたフルプラス」を12月下旬より開始する。 従来の「着うたフル」は、48kbpsのHE-AAC形式で配信を行なっていたが、着うたフルプラスでは、16bit/44.1kHz/320kbpsのAAC形式で配信する。そのため、ファイル容量は大きくなるが、より高音質な楽曲が楽しめる。なお、楽曲の収録分数が長い場合は、256kbpsで配信する場合もあるという。拡張子は[.KDR]。 au携帯電話の「EZボタン」→「au oneトップ」→「楽しむ」→「音楽」から配信サイトにアクセス可能となる。レーベルモバイルはKDDIと共同で、音楽ポータル「au one ミュージック」において、着うたフルプラスを提供する特設サイトを12月下旬に開設。約1,000曲を用意する予定としている。
さらに、エイベックスマーケティング、エムアップ、エムティーアイ、ソニー・ミュージックネットワーク、ドワンゴ、レーベルゲートなどの各社が着うたフルプラス対応サイトを順次開設する予定。価格は、現在の着うたフルとほぼ同じとなる見込み。 また、対応する携帯電話は8日に発表された、ソニーエリクソン製端末「Walkman Phone,Xmini」と「W65T」の2機種。今後順次拡大していく予定という。 ■ LISMO Portも“プラス”やDSEE、M3U読み込み対応
あわせて、パソコン用の統合ソフト「LISMO Port」の最新バージョンを8日に公開した。対応OSはWindows XP/Vista。 最新版のLISMO Port(3.0)では、新たに着うたフルプラスのバックアップや転送が可能となる。au携帯電話でダウンロードした着うたフルプラス楽曲を、バックアップ/再生できるほか、ウォークマンへの転送も可能となる。 LISMO Music Storeでの着うたフルプラス配信にも対応。サービス開始は2009年春を予定しており、PCでも着うたフルプラスの高音質楽曲のダウンロードに対応する。 また、LISMO Videoの利用範囲も拡大。従来はパソコンにおける再生だけでなく、ダウンロードするためにも、パソコンのディスプレイ出力がCOPP/HDCPなどの著作権保護機能に対応している必要があった。この条件を緩和し、COPP/HDCPなどに対応していなくても、ダウンロードと携帯電話への楽曲転送が可能となった。ただし、パソコンでの視聴についてはCOPP/HDCP対応が必須となっている。 Mora for LISMOにおけるEdy決済にも対応。さらに、mora for LISMOで購入した楽曲やCDから取り込んだ楽曲のCD-R/RW書き出しも可能となった。ただし、着うたフル/フルプラス楽曲のCD-R/RW書き出しはできない。
音楽再生機能では、ソニーのウォークマンなどで採用されている高域補間技術「DSEE(Digital Sound ENhancement Engihe)」に対応。また、M3U形式のプレイリスト読み込みも可能となった。ソニーのHDDコンポ「ネットジューク」で採用されている「12音解析技術」も採用しており、解析を実行した曲を「おまかせチャンネル」対応ウォークマンに転送すると、気分や雰囲気にあった曲をウォークマンが自動選曲してくれる。 また、ネットジュークもファームウェアアップデートで着うたフルプラスをサポート。12月11日よりNAS-D500HD/M700HD/M75HD/D55HDの4機種で対応する。なお、LISMO VIDEO用STB「au BOX」では着うたフルプラスのバックアップには対応しない。 □auのホームページ ( 2008年12月8日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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