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株式会社日本デジタル家電は、USB HDDに録画可能な地デジチューナユニット「ハイビジョンロクラク Slim」3モデルを12月19日に発売する。価格は、HDDの複数台接続にも対応する最上位モデル「タイプL」が83,790円、スタンダードモデルの「タイプD」が41,790円、ローコストモデルの「タイプA」が31,290円。 販売は、量販店とネット上で行なう。詳細は12月19日よりロクラクの製品ページで案内される。なお、直販においては、タイプAのみ価格が29,800円となる。先着100名限定として、最上位のタイプLを41,790円で販売することも予定。 いずれも地上デジタルチューナ1基を内蔵するユニットで、単体チューナとしてデジタル/アナログテレビへの映像出力が可能なほか、別売の市販USB HDDを専用にフォーマットすることで、ハイビジョン録画が可能になる。録画フォーマットはMPEG-2 TS。EPG予約や字幕表示に対応する。EPGは、新聞形式の表示方法に加え、チャンネルごとに大きな表示も行なえる。PinP(子画面表示)でのEPG表示も可能。 3モデルともハードウェア上の仕様は共通だが、最上位のタイプLのみ、別売のUSBハブを経由して複数台接続のHDDに録画可能。録画先のHDDをあらかじめ指定できる。また、HDD間のムーブも可能で、USBメモリなどへのデータ移動も行なえる。さらに、ダビング10にも後日無償ファームアップで対応予定。なお、タイプDとタイプAについても、別途ファームアップデータを購入することで、上位モデルと同じ機能に対応する。 タイプLとタイプDは、HDMI(Ver.1.3)端子からテレビなどへ1080i出力が可能。また、タイプDとタイプAはファーム上での制限により、アップデート用のEthernetが利用できず、USB経由で行なう。なお、タイプAのHDMI出力や、タイプD/AのEthernetについても前述の有償アップデートで利用可能となる。 3モデル共通の機能として、USB HDD以外にも、手持ちのDVDレコーダやVHSデッキなどとアナログ接続での録画が可能。その場合は、レコーダと連動させるためのIRユニットが別途必要となる。対応するレコーダなどは同社サイトで案内される。また、USB HDDへのハイビジョン録画と並行してDVDなどにアナログ接続/録画することも可能となっている。 デジタル放送のオリジナル機能では、放送中の番組をサムネイルとテキストで一覧表示する「番組サーチ機能」と、見たい番組が決まるまで、指定した時間間隔でチャンネルを自動変更し続ける「リピートチャンネル変更機能」を搭載する。録画されたファイルはサムネイルで一覧表示され、デフォルトでは18画面、最大24画面の同時表示が可能。 メディアプレーヤー機能も備え、USB接続したパソコン内のMPEG-2を再生可能。従来のアナログ録画対応ロクラクシリーズで録画したデータをパソコンに収めておくことで、USBを経由して新モデルのロクラクSlimでも再生できる。なお、Dpaのデジタル放送運用規定により、PC用の地デジチューナなどで録画したデータをロクラクSlimで再生することはできない。 今後は無償アップグレードも予定しており、キーワードによる番組検索録画予約機能、iEPGとの連携機能、PCへの直接録画やダビング10、メールでの録画予約機能などが提供される予定。 出力端子は、HDMI(利用できるのはタイプL/Dのみ)とD3/S映像/コンポジットの映像出力、アナログ音声出力を各1系統装備。USBはホスト/デバイス対応ポートが各1系統。 外形寸法と重量は共通で、約52×194×134mm(幅×奥行き×高さ)、約800g。リモコンやACアダプタが付属する。
□日本デジタル家電のホームページ ( 2008年12月18日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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