動画編集ソフト「Super LoiLoScope」がアップデート －日本語対応やiPod動画出力など。パッケージ版も発売

Super LoiLoScope

12月25日公開

　株式会社LoiLoは、独特のインターフェイスを採用する動画編集ソフト「Super LoiLoScope」(スーパー・ロイロ・スコープ)の無償アップデートを12月25日より開始。同社サイトでアップデータをダウンロード配布する。

　また、パッケージ版の販売を12月26日より開始する。価格は9,240円。なお、既発売のダウンロード版は8,800円だが、「クリスマスまでのキャンペーン価格」として5,900円で販売されている。対応OSはWindows XP/Vista。

パッケージ版

　「Super LoiLoScope」は、動画クリップのサムネイルをデスクトップ上に自由に並べて、写真を整理するような感覚で動画編集が行なえるソフト。PCのGPUでエフェクトなどの処理を行なうことにより、CPUの負荷を軽減するGPUアクセラレーション機能も搭載している。なお、アスクより発売されるLEADTEKのグラフィックカード「WinFast PX9600GT S-Fanpipe」へのバンドルも行なわれる。

　最新バージョンでは、11の新機能を追加したほか、メニューの日本語化を含むインターフェイスの改善も行なわれている。なお、これらの新機能は、HD形式での保存や3つ以上のタイムライン同時編集などの機能を省いた無償版にも搭載されている。

　追加された機能としては、従来も対応していたYouTubeアップロードにおいて、新たにHD映像をサポート。また、書き出し可能なデバイスとしてiPod/iPhoneや、携帯電話、PLAYSTATION 3、Apple TVの形式に対応した。なお、各機器への直接書き出しは行なえず、保存後に手動でファイルを移動する必要がある。そのほか、MPEG-4形式でのローカルへの保存も可能になった。

　編集面では、「マグネット」でまとめられた動画をタイムラインに一度で挿入できる機能を「ショートカット」メニューに追加。タイムラインバーは「動画/写真」と「音楽」の2列となり、映像と音楽が分けて表示される。タイムラインのツールバーは色が変更できるようになったほか、タイムラインバーの複数選択やコピー、2分割にも対応した。

　インターフェイスの変更点としては、トップメニューに「シェア」を追加。ローカル保存、YouTubeアップロード、その他のデバイスへの保存機能という3つのアイコンが「シェア」メニューとして採用されている。また、「アート」メニューもトップに追加。テキストのみのサムネイルと、背景アートを含むテキストサムネイルの作成ができるアイコンが表示され、タイムライン上で動画/写真と組み合わせ可能なテキストが手軽に追加できるようになった。

カラフルな棒状の「マグネット」で付近のクリップを集めることができるなど、ユニークなインターフェイスが特徴。タイムライン上で編集できる

□LoiLoのホームページ
http://loilo.tv/
□製品情報
http://loilo.tv/product/1
□アップデート情報
http://loilo.tv/product/1/desc/41
□関連記事
【10月22日】【EZ】デスクトップで動画の整理、「Super LoiLoScope」
～ ふわっとした独特のインターフェイスを持つ編集ソフト ～
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20081022/zooma382.htm
【10月17日】LoiLo、GPGPU対応の高速動画編集ソフト (PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1017/loilo.htm

( 2008年12月25日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.