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任天堂株式会社は25日、株式会社電通と共同でゲーム機の「Wii」向け動画配信サービス「Wiiの間チャンネル」を2009年春に開始すると発表した。
「Wiiの間チャンネル」は、Wii本体をインターネットに接続し、Wiiショッピングチャンネルからソフトをダウンロードすることで利用可能。2009年春に無料サービスとしてスタートし、夏ごろからはオプションとして有料配信を検討している。また、海外展開についても時期は未定ながら検討しているという。 「Wiiの間」は「お茶の間」と「Wii」を合わせたネーミングで、リビングのテレビの前に家族や友人が集まってコミュニケーションができる映像体験空間を意味する。ユーザーが作成可能なキャラクター「Mii」(ミー)の周りで起こるイベントを通して、利用者が能動的に動画などのコンテンツを体験できるというもの。コンテンツの内容は、ジャンルやターゲットにこだわらず新しいものを中心に幅広く扱うとしている。任天堂がサービスの開発、運営を手がけ、電通がWii独自コンテンツの制作体制の構築を担当する。 任天堂は、全世界で出荷された3,455万台(9月時点)のWiiのうち約8割強がリビングのテレビに接続され、約4割がネットに接続されているというデータをもとに、幅広い年齢層に利用されているWiiとテレビのあるリビングが、コミュニケーションの場として楽しく活用されることを目指すという。 なお、既報の通り、Wii向け動画配信としては、富士ソフトが提供する有料VODサービス「みんなのシアターWii」が2009年1月27日より開始予定となっている。
( 2008年12月25日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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