ソニー、AVC録画対応のテレビサイドPCなど「VAIO」新モデル －64bit OS採用で最大メモリ12GBの「type R」ほか

■ TP1「VGX-TP1GX/B」

TP1「VGX-TP1GX/B」

　円柱形の筐体を採用し、地上デジタルダブルチューナを搭載したテレビサイドPC「VGX-TP1GX/B」。1月10日発売予定で、店頭予想価格は20万円前後の見込み。

　新たに「VAIO AVCハードウェアトランスコーダ」を搭載したのが特徴で、地デジ放送をDRモードで録画する以外に、HD解像度のまま「HD高画質モード」(10Mbps)、「HD長時間モード」(5Mbps)のMPEG-4 AVC形式で録画が可能になった。長時間モードでは最長3倍録画となるほか、SD解像度でのAVC録画にも対応しており、「SD標準」(2.5Mbps)、「SD長時間」(1.5Mbps)での録画も可能。

　BD-R/REドライブも内蔵しており、ダビング10にも対応。「VAIO Media Plus」をプリインストールしており、ネットワーク経由で動画/音楽などを配信したり、クライアントとして視聴することもできるが、地デジ番組のネットワーク配信には対応していない。

　HDMI出力も備え、ブラビアリンクにも対応する。CPUはCore 2 Duo T8100(2.1GHz)。メモリ2GB。1TB HDDを内蔵する。OSはWindows Vista Home Premium 32bit版。

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■ type R「VGC-RT71JG」

type R「VGC-RT71JG」

　解像度1,920×1,200ドット、25.5型の液晶ディスプレイを一体化したモデル。1月24日発売。ビデオエディション「VGC-RT71JG」の店頭予想価格は40万円前後の見込み。OSにWindows Vista Home Premiumの64bit版を採用。最大12GBのメモリが使用できる。標準搭載メモリは4GB。CPUはCore 2 Quad Q9400(2.66GHz)。HDD容量は1TB(500GB×2)。

　地上デジタルダブルチューナを搭載するほか、ViXSのXCode3000シリーズチップを採用した「VAIO AVCトランスコーダ」も装備。TP1と同様に3倍、11倍録画が可能なほか、DRモードで録画した番組を後からAVCに変換することも可能。テレビ用アプリ「Giga Pocket Digital」で利用するだけでなく、「Movie Story」、「Content Exporter」などのアプリケーションも対応しており、HDVのデータをAVCHDに変換する場合などにハードウェアトランスコーダを活用。約1/5以下の時間で変換できるという。

　ビデオ編集やエンコード用に「Adobe Premiere Pro CS4」、「Adobe Encore CS4」、「TMPGEnc MPEG Editor 2.0 for VAIO」、「TMPGEnc 4.0 XPress for VAIO」、音声編集に「DigiOnSound5 L.E. for VAIO (HDV対応版)」などをプリインストール。BD/DVD作成用の「Click to Disc/Click to Disc Editor」、「VAIO Content Exporter」なども用意している。

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■ type L

VGC-LV71JGB

　液晶一体型モデルで、店頭販売用は4機種を用意。いずれも1月16日発売で、店頭予想価格は24型(1,920×1,200ドット)の「VGC-LV71JGB」が28万円前後、20.1(1,680×1,050ドット)型の「VGC-LN71JGB」が24万円前後の見込み。

　それぞれのサイズに下位モデルも用意するが、地上デジタルダブルチューナは全モデルに搭載。AVCトランスコーダを内蔵するのは各サイズの上位モデルのみとなる。いずれもOSはWindows Vista Home Premium 64bit版。

■ ノートPC新モデル

type T

　ノートPCでは、18.4型のフルHD液晶を備えた「type A」をリニューアル。ビデオエディションの「VGN-AW51JGB」に地上デジタルダブルチューナを備え、BDドライブも搭載している。Adobe「Photoshop Elements 7」、「Premiere Elements 7」などもプリインストール。OSはWindows Vista Home Premium 64bit版。発売は1月10日で店頭予想価格は30万円前後の見込み。

　ほかにも16.4型(1,600×900ドット)液晶を備えた「type F」の「VGN-FW72JGB」が、地上デジタルダブルチューナを搭載。発売は1月10日で、店頭予想価格は22万円前後の見込み。

　モバイル用では11.1型「type T」や、13.1型「type Z」、13.3型「type S」に新モデルが登場。T/Zには64bit版OSを搭載。Tシリーズにはワンセグも搭載している。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□VAIOのホームページ
http://www.vaio.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/2009/products_0106.html

(2009年1月6日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]

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