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米DivXは6日(現地時間)、DivX for Windowsの最新版となるバージョン7を同社Webページで公開した。無料版に加え、DivXへのエンコード機能などを備えた1,980円の「DivX Pro for Windows」も用意する。対応OSはWindows XP/Vista。 最大の特徴は動画形式を、独自形式である従来のDivX形式からMPEG-4 AVC/H.264準拠のものに変更したこと。対応解像度は最高1080pまで。音声はAACに準拠する。これに伴い、ファイルの拡張子やコンテナも「.divx」や「.avi」から、オープンソースで開発されているMatroska形式の「.mkv」に変更された。なお、バージョン7では従来版のDivXファイルも再生できる。 H.264に準拠したDivX 7の意義について同社は、「H.264は、実装形態によって実現される機能セットが様々で、それらの機能セットは厳密には相互のサブセット言えない。その結果、相互運用性の問題が生じる。我々はH.264形式を(DivX 7という)1つの形に統一して、ユーザーがビデオカメラ、ポータブルメディアプレーヤー、テレビなどでシームレスにデジタルメディアを作成したり再生したりできるようにしたいと考えている」と説明している。 バージョン7は、再生用ソフトの「DivX Player」、コーデックの「DivX Community」、ブラウザでDivXを再生するための「DivX Web Player」で構成。有償のPro版にはエンコーダの「DivX Converter」、サードパーティ製ソフトでエンコードするための「DivX Proコーデック」も同梱。この2機能は無料版にも含まれているが、15日間のトライアル版となる。
同社ではDVD/BDプレーヤーやテレビ、携帯電話などで同フォーマットをサポートできるようにするDivX Plus認証プログラムも発表。年内に複数の家電メーカーから対応機器が出荷される見込みだという。認証を受けた機器では全てのDivX/DivX Plusファイルや、ネットからダウンロードしたMPEG-4 AVC/H.264、AACの「.mkv」ファイルも再生できるという。
□DivXのホームページ
(2009年1月7日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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