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【CES】iriverのネット端末やSANSUIブランドのネットTV
-NBC Universalはコンテンツ配信端末を紹介


会期:1月8日~11日(現地時間)

会場:Las Vegas Convention Center
    Sands Expo
    The Venetian


■ iriver、新コミュニケーション端末「WAVE・HOME」

WAVE・HOME。本体部とハンドセットから構成される

 iriverは、マルチメディアコミュニケーション端末「WAVE・HOME」を出展している。

 800×480ドットの7型液晶ディスプレイと1GB内蔵メモリを搭載したネット端末で、Ethernetと無線LANを内蔵。メモリ内のビデオ、音楽、写真再生のほか、ネットワークを介した各種サービスが利用できる。

 インターネットラジオ機能も搭載。さらにハンドセットやWebカメラ機能を備えており、映像付きのインターネット電話が行なえる。Webブラウザ機能やウィジェット機能も装備。天気や時計、ニュース、フォトフレームなどのウィジェットを選択し、ディスプレイに表示できる。

 ハンドセット部分にも液晶を備えており、SMSなどのメッセージ送受信が可能となっている。価格は400ドル程度になる見込み。発売時期は年内だが、まずは韓国で発売し、その後米国で展開するという。

ネットを使ったホームATMなどの機能も用意されている 各種ウィジェットが選択できる ハンドセット部だけでもSMSなどが利用できる


■ SANSUIブランドのネットTVも

SANSUIブランドのネットテレビ

 オリオン電機のブースでは、クイックサンの「ROBRO(ロブロ)」技術を搭載した21型テレビを出展している。日本ではORIONブランドだが、米国ではSANSUI(山水)ブランドで展開。6月に米国発売予定で、価格は400ドル台の見込み。

 組み込み版のWindows OSを内蔵し、インターネットと放送をシームレスに扱えるのが特徴。ROBROにより、ウェブサイトをチャンネル番号に割り当てて、テレビとネットをシームレスに切換可能となっている。ウェブサイト上のフラッシュの再生が可能なほか、読み込んだサイトのリンクに任意の番号を割りてて、リモコンで番号を入力するだけでリンク先のページに遷移できる機能なども備えている。

 パネル解像度は21.6型/1,366×768ドット。D4入力端子やS映像、コンポジット映像入力を装備する。

テレビのリモコンから、番号を押すことでインターネットサイトを呼び出しできる ウェブページのリンクには数字が与えられ、数字をリモコンで入力することでジャンプできる 各社のWebサイトをテレビから利用できる

□関連記事
【1月9日】オリオン、地デジとネットの同時視聴可能な液晶TV
-18.5型の「ROBRO」。クイックサンなどが共同で開発
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20090109/orion.htm


■ DTSはポータブル製品向けの音質改善技術

DTS Envelo対応のiPhone用リモコン

 DTSは、ポータブルオーディオ向けのバーチャルサラウンド技術「DTS Envelo」を紹介している。ステレオ2chのスピーカーで自然なサラウンド音場を実現できるほか、センターチャンネルの聞き取りやすさを向上。ヘッドフォン向けには、ボーカルやセリフの聞きやすさを向上する効果を高めるという。

 同社ブースでは、iPhone/iPod用のDTS Envelo対応リモコンのプロトタイプやDSPチップを展示している。



■ USB、SDへのコンテンツ配信端末や「ナイト2000」PNDなど

NBC Universalのブース

 NBC Universalは、ネットを利用したコンテンツ配信のデモを実施した。

 SDカードやUSB、メモリースティック、CFなどのスロットを用意したKIOSK端末で、コンテンツをネットワーク経由で配信するもの。映画やゲームの予告編など、10~40MB程度のコンテンツを用意し、高解像度のPC版と、ポータブルプレーヤー版の2種類が選択できる。

 コンテンツは最初の再生時に、ネット接続が必要。PC版は720×480ドット、1.5MbpsのWMVファイル、ポータブルプレーヤー版は、320×180ドットの350kbpsのWMVとなっていた。来場者が端末に手持ちのSDカードやUSBメモリを差し込んで、データをダウンロードできるようになっており、人気を集めていた。


コンテンツ配信用の端末。下部にメモリーカードスロットを備えている 映画やゲームの予告編などを多数ラインナップ
PCかポータブルプレーヤーかを選んでダウンロード。10数秒でダウンロードは完了した ダウンロードしたコンテンツをパソコンで再生した

 パナソニックは、マイクロフォーサーズ規格のデジタル一眼カメラの動画対応モデルを展示。モックアップで、録画形式などの詳細については説明してもらえなかったが、展示脇のディスプレイでは4月に発売することや、動画撮影時にオートフォーカスが利用できることなどが案内されている。また、動画撮影対応レンズとして「14-140mm F4-5.6 OIS HD」を発売することも紹介している。

動画記録対応のマイクロフォーサーズ デジタル一眼カメラ。LUMIX Gシリーズとなる 背面 HD動画撮影が可能で、動画撮影時のAF対応。4月に発売

iPhone対応のSlingPlayer

 SlingMediaは、ネットワーク映像配信ユニット「Slingbox」と連携して、外出先から自宅内などのコンテンツを視聴できる「SlingPlayer」の最新版としてiPhone対応版のデモを行なっている。

 自動車関係の展示が行なわれているノースホールには、TVシリーズ「ナイトライダー」のナイト2000が設置されていた。これは、MIOの「ナイトライダー GPS」をアピールするためのもので、同製品では目的地の案内を「ナイト2000(K.I.T.T.)」の声で行なってくれる。

 音声だけでなく、左右のLEDなどデザイン面でもナイト2000を模しており、動作デモも行なわれていた。4.3型/480×272ドットのタッチスクリーン液晶ディスプレイを備えているほか、カナダ、米国の地図を内蔵している。


ノースホールのMIOブースにK.I.T.T. ナイトライダーGPS K.I.T.T.にナイトライダーGPSを装着

ナイトライダーGPSの音声ナビゲーション

□2009 International CESのホームページ(英文)
http://www.cesweb.org/
□関連記事
2009 International CESレポートリンク集
http://av.watch.impress.co.jp/docs/link/2009ces.htm

( 2009年1月13日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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