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ヤマハ株式会社は、ランニングやウォーキングのペースに合ったテンポの曲を自動的に再生するミュージックプレーヤー「BF-1」を1月21日に発売する。愛称は「BODiBEAT」(ボディビート)」。価格は29,800円。専用サイトを通じての直販のみとなる。 512MBのメモリを内蔵したポータブルプレーヤー。メモリーカードスロットなどは備えていない。ランニングやウォーキングなど、スポーツ中の使用を想定したモデルで、最大の特徴は、本体に取り込んだ曲の中から、ユーザーが走る/歩くペースに合わせた曲を自動選曲して再生する「フリーワークアウトモード」を備えていること。
付属のイヤフォンはインナーイヤータイプで、イヤフォン以外に脈拍センサーも備えており、耳穴にイヤフォンを挿入後、センサーを耳たぶに装着。本体内蔵の加速度センサーと合わせ、ユーザーの運動ペースを検出。それに適したテンポの楽曲が選ばれる。 さらに、あらかじめ初期設定した安静時心拍数や年齢に合わせて最も効果的な有酸素運動ができるペースの曲を自動選曲する「フィットネスモード」も用意。音楽のペースに合わせて運動することで、自動的に理想的な有酸素運動が可能になるという。アスリートのための専用のプログラムやオリジナルのプログラムで運動できる「トレーニングモード」、通常の音楽プレーヤーとして利用できる「ミュージックモード」も用意する。
また、内蔵楽曲に運動ペースに合った曲が無い場合でも、内蔵音源とシーケンサーを利用して楽曲を自動生成する「BODiBEAT Mixer」機能を用意。約2,000フレーズの楽器演奏パターンと、約100ファイルのシーケンスパターンを備えており、自動的に走る/歩くペースに合ったテンポの曲が再生される。組み合わせパターンは10万通り以上で、同じテンポでも毎回違う楽曲が再生されるため、飽きずに運動が継続できるとする。
Windows XP/Vista用の専用ソフト「BODiBEAT Station」を同梱。PC内の音楽ファイルを取り込んで解析し、あらかじめテンポや走りやすさといった情報を検出/表示できる。同ソフトは運動データ管理機能も備えており、BODiBEATと接続すると、運動したデータ(運動距離/時間、運動ペース、消費カロリー、心拍数)を転送。内容をグラフ化できるほか、目的に合わせた時間や距離単位でオリジナルのトレーニングプログラムを作成/追加することもできる。 再生対応ファイルはMP3(32~320kbps)、WMA(32~192kbps)、AAC(8~320kbps)、WAV。DRMには非対応。ディスプレイは1インチ、128×64ドットの有機EL。再生曲名だけでなく、心拍数、距離、運動結果(エクササイズログ)なども表示可能。ランニング中も操作しやすいつまみ式ボタンを採用するなど、インターフェィスも運動中に利用しやすいものを採用。本体はIPX4相当、イヤフォンはIPX2相当の防滴仕様。 脈拍センサー付きのイヤフォンはスライダー付きで耳掛け装着もでき、運動時のフィット性を重視。イヤフォン端子は8ピンの専用端子だが、オプションで用意される脈拍センサー付きのジャックアダプタ「JA-BF1」(2,980円)を使い、他のステレオミニイヤフォンを使用することもできる。
アームバンドが付属し、本体は腕などに装着することができる。PCとの接続にはUSB 2.0を使用。充電もUSB経由で、所要時間は約3時間。再生時間は約9時間。外形寸法は75.7×38.0×20.1mm(縦×横×厚さ)。本体のみの重量は65g。イヤフォン/脈拍センサーは22g。
□ヤマハのホームページ
(2009年1月21日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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