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富士通テン株式会社は、ホーム用のタイムドメインスピーカーの最上位モデル「TD712zMK2」と、同モデルのショートスタンドタイプ「TD712zMK2-S」を2月下旬に発売する。1本あたりの価格は、通常スタンドの「TD712zMK2」が34万6,500円、ショートスタンドの「TD712zMK2-S」が32万5,500円。 音が伝わる空気の動きを正確に再現することを目指す、「タイムドメイン理論」を採用したスピーカー。「TD712zMK2」は、2004年発売のハイエンドモデル「TD712z」の後継機種となっており、様々な改良を加え、より正確な音を実現しながら、周波数特性と能率も向上させることに成功したという。 具体的には、内部定在波やバッフル面で発生する回折効果を抑制する、特徴的な卵形エンクロージャーの容積を前モデルより20%アップ。再生周波数帯域を拡大させた。ユニットも新開発のものを採用。サイズは12cm径で、振動板にはグラスファイバーを採用。エッジにはコルゲーションエッジを使用。ダンパー構造も見直し、前後運動の対称性がアップ。より正確なストロークを実現したという。 再生周波数帯域は35Hz~26kHz(-10dB)。能率は84dB。インピーダンスは6Ω。マグネットやボイスコイルを最適化し、ギャップを最小化することで磁気回路も強化。磁束密度が約10%向上し、正確かつパワーのあるサウンドを獲得したとしている。 付属のスタンドとの設置には、スパイクによる3点支持構造を採用。不要な振動を押さえ、タイとな低音再生を可能にするという。前モデルと比べ、角度調節が容易になっており、上方向に0~12度の範囲で調節できる。
通常モデルのスタンドに搭載した場合の外形寸法は、347×431×989mm(幅×奥行き×高さ)。ショートスタンドの場合は347×431×601mm(同)となる。重量は通常スタンド込みが25kg、ショートが18kg。保護ネットが付属する。
□富士通テンのホームページ
(2009年2月2日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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