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ギフトショー'09に「漆スピーカー」などAV製品が集合
-昭和銀座ジオラマ、CRT型メディアプレーヤーも


開催期間:2月3日~6日

会場:東京ビッグサイト


 生活雑貨やエンターテインメントグッズ、キャラクター商品などの国際見本市「第67回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2009」が2月3日~6日に開催された。会場は東京ビッグサイトの東1~6ホールと西1~4ホール。入場は無料(事前登録制)。

 出展者は生活雑貨やインテリアグッズ、玩具メーカーなどが中心だが、AV/PC周辺機器メーカーなども参加しており、メディアプレーヤーやスピーカーといったAV機器の新製品や、ユニークなハイテク玩具なども展示されている。



■ バンダイ

“タイムトリップ”シリーズ

 バンダイのブースでは、1月23日に発表したスピーカー一体型のジオラマ「昭和銀座ジオラマ」を展示。“タイムトリップ”シリーズ第一弾製品で、団塊の世代を主なターゲットとしている。4月10日に発売し、価格は19万8,000円。

 幅391mm、奥行き約316mmのジオラマに、33カ所の可動部と発光システムを採用。銀座の象徴である和光ビルや、森永製菓のネオンといった建造物の当時の姿を、10社の協力により忠実に再現した。31個のLEDを搭載し、「夜モード」ではネオンや街灯、ショーウィンドウが点灯。間接照明の採用や、明滅パターンの工夫で、派手過ぎない演出に好感が持てる仕上がりとなっていた。


暗い場所でLEDを付けると雰囲気が出る 路面電車が走行 会場では真空管アンプに音声を入力して再生していた


電車や人の動きが街をリアルに再現する(クリックで再生)

 木製の台座部分がステレオスピーカーとなっていることが大きな特徴。当時の雑踏音や路面電車の走行音など38種類の環境音を再現するほか、声優の福士秀樹による街頭ナレーションも収録している。また、当時人気の歌謡曲「東京ブギウギ」と「東京ナイトクラブ」もプリインストール。 ステレオミニ入出力端子を備えており、外部プレーヤーなどからの音声入力も可能。

 路面電車はNゲージサイズで再現され、ボタン電池(LR44)1個で動作する。そのほか、自動車も当時の実車デザインを手掛けていたデザイナーによるものだという。


タイムトリップチャンネル

 また、“タイムトリップ”シリーズで今後発売予定の製品も参考展示していた。ブラウン管テレビ型の「タイムトリップチャンネル」は、2型カラー液晶を備えた、SDカード対応の動画/音楽プレーヤー。2009年秋ごろまでに発売を予定し、予価は9,800円。

 動画コンテンツをSDカードにプリインストールした形での販売を予定し、展示機では円谷プロ監修により「ウルトラマン」や「ウルトラQ」などの映像を流していた。コンテンツの種類などは今後検討するという。画面下のスイッチを回すことでファイルのスキップと、電源ON/OFFが可能。


会場ではウルトラマンなどの動画を再生 下のツマミで操作 側面


□関連記事
【1月23日】バンダイ、スピーカーを内蔵した「昭和銀座ジオラマ」
-音声入力端子も装備。都電も走行。19万8,000円
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20090123/bandai.htm



■ ケンコー

ケンコーが参考展示したプロジェクタ

 ケンコーのブースでは、2009年夏ごろまでの発売を予定するポータブルプロジェクタを展示。デバイスはLCOSで、解像度は640×480ドット。光源は白色LEDで、輝度は最大10ルーメン。投射サイズは6~50型。価格は4万円弱を見込んでいる。

 本体に1GBメモリとSD/SDHC/MMCやメモリースティック PRO対応のカードスロットを備え、メディアプレーヤー機能を搭載。再生対応予定の動画はMPEG-4 AVC/H.264やAVIなど、音楽はMP3、静止画はJPEG。また、コンポジットのAV入力端子も備える。また、出力0.5W×2chのスピーカーも内蔵する。

 外形寸法は55×125×23mm(幅×奥行き×高さ)、バッテリを除く重量が100gで、バッテリ重量は40g。


側面にSDなどのカードスロット ビデオカメラでは、1,440×1,080ドット/30fpsのMPEG-4 AVC/H.264記録が可能な縦型モデル「VS 20 FHD」(実売3万円前後)や、横型で1,280×720ドット/24fps記録対応の「DVS 2500 HD」などを展示していた



■ ゾックス

DS-DT401

 家電ブランド「Digistance」の新製品などを展示。地上デジタル単体チューナ「DS-DT401」は、D3出力装備で実売15,800円前後。EPGや字幕放送に対応する。データ放送には非対応。

 出力端子はD3のほかS映像とコンポジット、光デジタル音声とアナログ音声を装備。外形寸法は260×220×47mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.1kg。本体カラーはホワイトで、前面には鏡面加工のパネルを採用している。

 また、同ブランドの製品として、1月より発売したシンプルな操作性のDVDプレーヤー「DS-DP120」も出展。大きな操作ボタンでDVDビデオ再生に特化した「ユニバーサルデザイン」が特徴。実売価格は5,980円前後。CPRM付きディスクの再生は対応しないが、今後のモデルで検討するとしている。


DS-DT401の背面 DVDプレーヤーのDS-DP120 アナログチューナのみのDVDレコーダも。VHSからの移行も多いという



■ 漆塗りの小型木製スピーカー「Bon Bon Sound」

Bon Bon Sound

 複数のメーカーが、伝統工芸技術を紹介しているコーナーでは、石川県・山中漆器の技術を活かした木製ステレオスピーカー「Bon Bon Sound」が展示された。受注生産で、価格は2個セット/桐箱入りで10万5,000円。受注から約4週間~1.5カ月で出荷されるという。製造は株式会社我戸幹男商店。

 漆塗りの木製エンクロージャを採用する小型フルレンジスピーカー。木材はケヤキなどで、漆塗りなど仕上げによって異なる木材を使用し、ブースには9種類のバージョンを展示していた。

 伝統の木加工技術によりバッフル面を最薄約0.8mmまで薄くしたことで、振動板の駆動を妨げずに豊かな再生を実現している。スピーカーユニットは、プロオーディオ機器を手掛ける専門家によるオリジナルパーツを使用。


ケヤキ材などを使用 筐体内部。極限まで薄くできるところが独自技術 背面。木ねじを採用する



■ 木彫りの龍ギターなど

 富山県の「井波彫刻」を用いた提案として、カスタムギターメーカーのESPと協力して実現した木彫りのエレキギター「龍剣 ~Dragon Sword~」が展示。受注生産で、参考出品価格は195万円。展示場所は井波商工会ブース。

 「天から舞い降りた龍が剣に巻き付いたデザイン」が特徴。材質は彫刻部が楠材で、ウレタン・ラッカー樹脂と漆で仕上げている。エレキギター部のボディはアルダー材、ネックはハードメイプル材。展示品の外形寸法は1,580×600×180mm(縦×横×厚さ)。デザインや材質などは変更可能。納期は受注より6~8カ月となる。

 同ブースには、ベースの「Bird」(同150万円)や、透かし彫りを施したギター「水月」(参考価格100万円)も展示されていた。


龍剣 ~Dragon Sword~ 龍の頭部分 Bird

アクセス(AXES)のiPodスピーカー「ASP-553」(2,280円)。単3電池1本で約10時間駆動 森羅(SINRA)のクマ型/キューブ型スピーカー(2,380円/1,980円)。USBで充電できる

キャラクターライセンス関連のブースでは、NHK BSの「ザ・ネットスター」から生まれた「セレクたん」が展示。イラストレーターokamaがデザインした人気キャラクターで、ストラップやTシャツなど商品化案を提示して申込みを募っていた 東映アニメーションのブースに展示されていた、キン肉マンなどのプライズ商品(非売品)

今年のテーマが「ヘルシー&エコロジカルライフスタイルの実現」ということもあり、エコをテーマにした製品も目を引く。ソーラー充電対応の外部バッテリなどが展示されていた。左と中央の写真は、端子が用途によってカスタマイズ可能な、株式会社ジェーピーエヌのサブバッテリ「JPN-SL003」など。右はストラップヤ(株式会社StrapyaNext)のケータイストラップ型モデル「eco2」


□東京インターナショナル・ギフト・ショー春2009のホームページ
http://www.giftshow.co.jp/tigs/67tigsinvitation/index.htm

( 2009年2月6日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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