|
株式会社GDHは18日、100%子会社である株式会社ゴンゾを4月1日付で吸収合併すると発表した。合併後は株式会社ゴンゾを解散し、存続会社であるGDHの商号は「株式会社ゴンゾ」(GONZO K.K.)となる。3月6日に開催される臨時株式総会で承認を得て決定する。 合併により、アニメーション事業を集約し、オフィスの統合などによる人材の有効活用や、販売管理費の削減で経営の効率化を追求。また、グループ全体でのブランド力強化を図り、創業の原点に返ってアニメーション制作を中心としたグローバルでの成長を目指し、「GONZO」ブランドを継承。オンラインゲーム事業を行なうグループ会社のゴンゾロッソとともに、企業価値の向上に取り組むという。 名称の変更については、「ひとことで説明が難しいGDHという商号を改め、GONZOブランドと同じ社名のもとに社員の求心力とアイデンティティの高揚を図る」としている。なお、所在地も新宿から、現ゴンゾのある練馬区に移転する。 また、取締役の異動も発表。新会社の代表には執行役員社長兼CEOの柄澤哲夫氏が就任し、投資会社のいわかぜキャピタルから3名を社外取締役として招聘。現代表の石川真一郎氏ら3名も取締役を留任するとしている。 GDHは、2008年9月開催の取締役会で決議した第三者割当増資による新株式(優先株式)発行を中止することも発表。同社は2008年3月期において2期連続の赤字を発表しており、長期運転資金の調達を目的に新株発行を予定していたが、世界的な金融危機に伴う実体経済の悪化を受けて、発行を一旦中止。それに代わる新たな資本政策については、改めて発表するとしている。
( 2009年2月18日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
Copyright (c)2009 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|