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ソニーは、データプロジェクタの新製品2シリーズ5モデルを3月6日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は下表の通り。
シリーズ上位モデルの「VPL-MX25」と「VPL-DX15」は、USBメモリ内のPowerPointやExcel、Wordファイルや、WMV動画、JPEG静止画をダイレクトで投射可能な機能を搭載。 また、両製品はパソコンとLAN接続することで、パソコン内の動画ファイルのストリーミング再生/投射や、PowerPointなどの投射が可能。LAN接続したパソコンのリモート操作も行なえる。「VPL-MX25」は本体に無線LANを内蔵し、「VPL-DX15」は有線/無線LAN両対応となっている。 そのほか、全モデル共通の特徴として、電源オフ後にすぐ電源コードを抜いて片付けられる「オフ&ゴー」機能を搭載する。 ■ Mシリーズ
液晶パネルに、無機配向膜を採用した高開口率液晶パネル「BrightEra」を採用。さらに、高度な耐熱性が求められる箇所には、独自の無機偏光板を配した光学系ユニット「BrightEra with Long Lasting Optics」を採用し、本体の小型化を実現。液晶データプロジェクタとして業界最薄という45mmで、B5サイズ、重量約1.7kgとした。 パネルは0.63型/解像度1,024×768ドット。輝度は「ランプモード高」で2,500ルーメン、標準で2,000ルーメン。コントラスト比は650:1。ランプは200W。レンズは1.2倍ズーム(F1.65~1.8)で、ズーム/フォーカスは電動。投射サイズは30~150型。 設置や設定の面では、電源スイッチを入れるだけで、投射に必要なセットアップが自動で行なわれる。自動で行なわれる機能は、前回の投射で設定した角度に合わせて本体をチルトするアジャスターや、オートVキーストン補正、オートフォーカス、入力信号を探すオート入力サーチ、細かい文字や図形を見やすくするスマートAPA(Auto Pixel Alignment)。 入力端子はコンポーネント兼用のアナログRGB(D-Sub 15ピン)と、コンポジット映像。音声入力やスピーカーは内蔵しない。MX25のみ、USB端子とIEEE 802.11a/b/gの無線LANを内蔵する。 筐体にはマグネシウム合金を採用。20kgfの加圧試験や振動試験、高さ30cmからの落下試験などで動作が確認されている。消費電力は両機種とも最大約290W。外形寸法と重量は約273×206×45mm(幅×奥行き×高さ)、約1.7kgで共通。リモコンやキャリングケースが付属する。
■ Dシリーズ
A4サイズ、約2kgの筐体ながら、上位モデルのDX15は3,000ルーメンを実現。液晶パネルは「BrightEra」を採用する。スクリーンから約2.4mの距離で80型の投射が可能な短焦点ズームレンズを搭載。別売オプションで天吊りにも対応する。本体の操作キーを縦一列に配置し、機能美を追求したとしている。 パネルは0.63型/解像度1,024×768ドット、輝度は「ランプモード高」の場合DX15/11が3,000ルーメン、DX10が2,500ルーメン、標準ではDX15/11が2,400ルーメン、DX10が2,000ルーメン。コントラスト比はいずれも700:1.ランプは200W。レンズも共通で、ズームは1.2倍(F1.65~1.8)。ズーム/フォーカスはマニュアル。投射サイズは40~300型。 入力端子はコンポーネント兼用のアナログRGB(D-Sub 15ピン)と、S映像/コンポジット、ステレオミニ音声を各1系統装備。出力1Wのモノラルスピーカーを内蔵する。DX15のみ、USB端子とIEEE 802.11a/b/gの無線LAN、Ethernetを搭載する。 消費電力は最大320W。外形寸法は約295×204×74mm(幅×奥行き×高さ)、重量はDX15が約2.2kg、DX11/12が約2.1kg。リモコンやキャリングケースが付属する。
□ソニーのホームページ ( 2009年2月18日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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