編集後記

2015年7月31日

臼田勤哉

 TVerの取材はかなり新鮮でした。できることはシンプルなのに、記事の内容が難しいというか、事業者目線の説明になってしまったかと危惧しましたが、あまり気にせず読んでもらえているようでなにより。

 取材を通した自分の理解をまとめてみると、「見逃し配信」というウィンドウが立ち上がるのはほぼ確定。だからTVerは、足並みを揃えて、消費者側は窓口(アプリ)を、裏側のビジネス環境(広告入稿など)を整えよう、という話。ビジネス側の考えが理解できると、サービスの特性もわかりやすくなると思います。

 TVerでは、自局サービスやGYAOなど既存サービスと同様に、広告配信するアドサーバーは放送局管理下にあり、広告営業も自社でやる。その点はテレビ放送と同じ。なので、それらは、放送+の「キャッチアップサービス」というビジネス。

 HuluとかdTVなどSVODに出すのは、一定費用+視聴実績に合わせた対価が事業者から支払われるビジネス。TVOD(都度課金)は消費者から直接料金を徴収するビジネス、と言えそうです。

 今回のTVerの一番の狙いは、キャッチアップサービス全体のビジネス構造を整えるもの。話の筋は通ってると感じました。まあ、成功するかどうかはわからないですが(まだ動いてないし)、今後もフォローしていきたいと思います。2015年秋は、テレビを含む映像コンテンツの大きな転機になりそうです。

山崎健太郎

 アクションカメラにモバイルバッテリを接続し、給電しながらの長時間録画。そのシステムを自転車に搭載し、灼熱の峠を走行する様子を撮影。あまりに暑くて、たまらずボトルの水を頭からぶっかけながら走りました。……USB給電しながら撮影している事を忘れて。

 防水カバーを外していたUSB端子に水がかかっていたようで、そこだけ錆びて接触不良に(涙)。真夏の運動は、皆様いろいろな意味でお気をつけください……。

中林暁

 執筆中

庄司亮一

 Windows 10がついに正式リリース。遅ればせながら今朝、手持ちのThinkPad X60sに入れてみました。システムボード交換・SSD化・メモリ2GB実装を施しているため純正とは程遠いブツになってますが、無事にプレビュー版から正式版へと昇格。素のままでFLAC再生が楽しめ、ニコ動などネット動画再生も問題なく行けました。

 出社前のわずかな時間でOSインストールが完了するとは思っていなかったので、Win95のインストールフロッピー20余枚交換の頃とくらべて隔世の感があるなあ、としみじみ。使い込んでみないと分かりませんが、Win8.1よりも良いサクサク感です。しばらく遊んでみようと思います。