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Apple Music、集中や睡眠を助ける「サウンドセラピー」。人気楽曲に「特別な音波をブレンド」
2025年5月15日 14:00
アップルは、ユニバーサルミュージックグループ(UMG)と提携し、リスナーの集中、リラックス、睡眠を助けるというオーディオウェルネスコレクション「サウンドセラピー」をApple Musicにて配信開始した。
サウンドセラピーは、科学的研究による裏付けとUMG独自のオーディオ技術によって生まれたもので、音波、音響心理学、認知科学の力を活用し、リスナーのリラックスや心の集中を助けるという。
ケイティ・ペリーやサム・スミス、ケイシー・マスグレイヴスなど、Apple Musicで配信されている人気アーティストの楽曲に、「アーティスト独自のビジョンを保ちながら、ユーザーの日常生活をより良いものにするためにデザインされた特別な音波をブレンド」して配信する。
「フォーカス」「リラックス」「スリープ」の3カテゴリで配信されており、各カテゴリの楽曲は、脳の特定の反応を促すオーディトリービートやカラードノイズによって強化されている。
これらのコレクションは、UMGのロンドンオフィスで音楽とウェルネスのベンチャー事業として生まれたSollosのプロデューサーや科学者、オーディオエンジニアからなるチームが制作。
イマジン・ドラゴンズやルドヴィコ・エイナウディ、AURORA、ジェネイ・アイコ、チェルシー・カトラー、ジェレミー・ザッカーなど、評価の高いアーティストによる人気の楽曲を、拡張したり、インストゥルメンタルにしたり、新しいバージョンにしたりすることによって、極上のリスニング体験を提供するとのこと。
「フォーカス」では認知力や集中力の向上をサポートするためにデザインされ、ガンマ波とホワイトノイズ(すべてのサウンドの周波数が混ざったシューッという音)が組み合わされている。
「リラックス」は、気分を解放するために作られたカテゴリ。リラクゼーション効果が期待できるというシータ波のオーディトリービートがブレンドされている。
「スリープ」は、より深い睡眠を促すためにデザインされたもの。デルタ波とピンクノイズ(雨や風の音に似た、より深くより穏やかなバリエーション)が加えられている。
またApple Musicでは、「安らぎを求めるリスナーが一日中いつでも頼ることのできる、癒やしのサウンド空間」だというラジオステーション「Apple Music Chill」も配信中。さまざまなジャンルのリラックスを重視したサウンドが中断されることなく流れ続け、リスナーが集中して心を落ち着ける時間を作れるよう、マインドフルの時間も組み込まれている。