読者アンケート結果発表

音楽サービス利用1位はYouTube。定額はSpotify、Amazon、Apple(’16年12月)

今回は407人の方から投票を頂きました。ご協力ありがとうございました。

アンケート実施期間:2016年11月30日~12月6日

※複数回答の設問があるため、回答結果を合わせると100%・総投票人数を超える場合があります

Spotifyは54%。AmazonやiTunes/Apple Musicも上位

 無料サービスを含めて利用している音楽サービスを尋ねたところ、国内で9月末にスタートしたSpotifyは53.8%で2位に入った。昨年調査時('15年7月)の首位だったiTunesは52.8%、Amazonミュージック(有料のプライムミュージック含む)は44%となった。

 動画サイトで音楽を聴いている人も多く、今回トップだったYouTubeは59.2%で、昨年の35%と比べて増加。niconicoは12.5%。地上波ラジオのサイマル配信「radiko」は36.6%だった(昨年は28.5%)。その他の自由回答では、「NHKらじる★らじる」を利用しているという回答も寄せられた。

利用している音楽サービス(最大5つ)
順位項目得票率得票数
1YouTube59.2%241
2Spotify
(PlayStation Music)
53.8%219
3iTunes52.8%215
4Amazonミュージック
(プライムミュージック)
44%179
5radiko36.6%149
6Apple Music21.4%87
7mora19.2%78
8e-onkyo music17.7%72
8Google Play Music17.7%72
10AWA12.8%52
11niconico12.5%51
12SoundCloud8.4%34
13OTOTOY4.9%20
14TuneIn4.7%19
15i-dio2%8
16KKBOX1.7%7
17LINE MUSIC1.5%6
17レコチョクベスト1.5%6
19HDtracks1.2%5
19スマホでUSEN1.2%5
21dヒッツ1%4
21dミュージック1%4
21ひかりTVミュージック1%4
24VICTOR STUDIO HD-Music.0.7%3
24Naxos Music Library0.7%3
24groovers0.7%3
27Linn Records0.2%1
27UULA0.2%1
27mysound0.2%1
27music.jp0.2%1
27dwango.jp0.2%1
-HQM STORE0%0
-うたパス0%0
-TSUTAYA音楽ダウンロード0%0
-オリコンミュージックストア0%0
-Rakuten Music0%0
-Rakuten.FM0%0
-その他3.7%15
-使っていない1.5%6

 定額制音楽配信サービスに項目を絞って利用状況を尋ねた質問では、Spotifyが42%でトップ。次点のAmazonプライムミュージックは29.7%で、Amazonプライム会員は自動加入となるため、加入者数が多い。'15年調査時に首位だったApple Musicは19.7%で3位となった(昨年は36.5%)。「使っていない」と回答した人は14.7%。

利用している定額制音楽配信サービス(最大2つ)
順位項目得票率得票数
1Spotify42%171
2Amazonプライムミュージック29.7%121
3Apple Music19.7%80
4Google Play Music13.3%54
5AWA10.8%44
6レコチョクベスト1.2%5
7KKBOX1%4
8ひかりTVミュージック1%4
9LINE MUSIC0.7%3
10dヒッツ0.7%3
11スマホでUSEN0.7%3
12Naxos Music Library0.7%3
13TIDAL0.2%1
-うたパス0%0
-UULA0%0
-mysound0%0
-Rakuten Music0%0
-使っていない14.7%60

 Spotify加入者の利用プランは、広告付きで無料の「フリープラン」(Spotify Free)が76.9%(196票)、月額980円の「プレミアムプラン」(Spotify Premium)は23.1%(59票)だった。

Spotifyユーザーの利用プラン(n=255)
項目得票率得票数
フリープラン(無料)76.9%196
プレミアムプラン(有料)23.1%59

重視する点は「好きなジャンルの充実度合い」と「料金」

 定額制音楽配信サービスで重視する点を尋ねた質問で、得票率が高かった項目は、「好きなジャンルの充実度合い」が68.3%、次いで「料金」が60%。コメントでは「好きなアーティストの楽曲が無い」、「新曲も含めてJ-POPの楽曲数を充実させてほしい」、「契約しなくても好きな曲が配信されているか、探せるようにして欲しい」といった声が寄せられた。「楽曲数」は45.9%、「音質」は41.5%。「アプリの使いやすさ」や「オフライン再生対応」、「対応デバイス」などにも票が集まった。

定額制音楽配信サービスで重視する点(最大5つ)
順位項目得票率得票数
1好きなジャンルの充実度合い68.3%278
2料金60%244
3楽曲数45.9%187
4音質41.5%169
5アプリの使いやすさ33.9%138
6オフライン再生対応29%118
7対応デバイス24.6%100
8無料プランの有無16.5%67
9プレイリスト機能14.7%60
10レコメンド機能12.3%50
11歌詞表示6.6%27
12決済手段5.2%21
13通信量抑制機能2.7%11
14ソーシャル機能1%4
15アーティストのフォロー機能0.5%2
-その他5.4%22
-興味はない5.7%23

コメントの紹介

 お寄せ頂いたコメントの一部を紹介します。

コメント

・Apple Musicが充実しているように思う(主にクラシックを聴いている)が、Spotifyの使いやすいアプリや連携機器の充実ぶりを見ると移行したくなる

・Apple Musicが学生プランを打ち出した事が驚き。学生でiPhoneユーザーなので他サービスと内容を吟味したい

・PC版Spotifyの月15時間制限はさすがにきつすぎると思う。radikoでFM聞くのでいいかと思ってしまう

・SpotifyはAMラジオの垂れ流し感覚で聞いている。今までのラジオ聴取に加えてSpotifyも使う

・AmazonプライムミュージックやGoogle Play MusicがMP3音源なのが残念。モバイル環境では通信費や帯域の問題もあるけど、ハイレゾとは行かないまでも高音質化に期待

・ハイレゾが定額サービスでも出てきてほしい。iOSデバイスもハイレゾ再生標準になってほしい

・TIDALの日本進出。もしかしたら、Appleに買収されるという話もあるが、果たして……?

・製作側がどの音楽配信サービスでも配信中と宣伝して欲しい。アーティストのサイトがポータルとなるように

・定額サービスはアーティストにちゃんと利益が入るのか心配。CDやダウンロード購入もしている

・田舎で車移動が中心なので、いちいち乗車のたびにつなぐのが面倒で定額制はやめてしまった。現在はCDのネットレンタルがメインになった

・音楽配信のメジャープレーヤーが外資のためか、邦楽は勿論、洋楽でも感性にあわないレコメンドがされることが多く、違和感を覚える。無料期間を過ぎたものは全部解約した

・定額制配信サービスのメリットがよく分からない。BGM用に流すのならYouTubeで作業用BGMが多数あるし、好きな音楽ジャンルをダラダラ流すなら好きな曲を購入、レンタルして収集した物をランダムで流す方が気持ちがいい

・自分よりも若い世代で無料で聞けることが普通になっているのが気になる。CDを買ってケースを開ける喜び、みたいなものがなくなっているなあ、と……。CDレンタルが普及したように、定額配信も音楽を聴く選択のひとつとして早く普及すればいいなと思う

・サブスクリプション型サービスの役者は揃ったが、周囲に使っている人があまりいない。Google PlayMusicのロッカー型以外、サービスごとの決定的な差別化があまりなく、プレイリストの差だけしか見えてこなかった。ライフスタイルの変化をもたらしてくれるような変化を期待したい

・ダウンロードサービスは一度の購入でFLACとDSDの両方とも購入できるようになるとうれしい