アクシス、米Ayreの24bit/96kHz対応USB DAC「QB-9」
-399,000円。新CDプレーヤー「CX-7eMP」も
アクシス株式会社は、米Ayre AcousticのUSB DAC「QB-9」とCDプレーヤー「CX-7eMP」を4月より発売する。価格はQB-9が399,000円、CX-7eMPが499,800円。
■ QB-9
QB-9 |
24bit/96kHzのオーディオデータ入力に対応したUSBオーディオDAC。「PCオーディオの可能性を最大限に引き出す」を目標に開発したとしている。パソコンとUSBで接続して、PC内のオーディオデータを高品位にDA変換して出力できるという。
量子化ビット値は最大24bitまで、対応サンプリング周波数は44.1/48/88.2/96kHzに対応する。パソコン内部のクロックを利用せず、分離独立させた高精度固定クロックによる「アシンクロナスUSBトランスファーモード」により、PC/USBに起因するジッタから切り離し、ジッタ値は10psを達成している。また、光アイソレータによりPC/DAC間のデジタル音楽信号/クロック信号を完全に分離。PC内部のデジタルノイズやRFIの干渉を防いでいるという。
さらに、16倍オーバーサンプリングを行なうAyre独自のMPディジタルフィルターを搭載。突発的な信号入力に対しても、余分な波形を発生させず、自然な音楽信号再生を可能とするという。パソコンは、WindowsとMacintoshを問わず利用可能としている。
出力端子はアナログステレオ音声2系統(XLR×1、RCA×1)。AyreLinkコミュニケーション端子も装備する。S/Nは110dB。電源はACアダプタで、消費電力は60W。外形寸法は216×225×76mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.25kg。
■ CX-7eMP
CX-7eMP |
MPフィルターなどAyre独自技術をつぎ込んだというCDプレーヤー新モデル。CDドライブは、TEAC製のCD専用メカを採用。高い読み取り精度と信号データの高安定性を両立しているという。
トランスポートとロジックボードの通信ケーブルには、新たにラウンドIDEケーブルを採用。各データ線に個別のグランド線をツイストペアリングしたケーブルにより、IDEケーブルからの不要デジタルノイズの輻射を削減し、S/Nと音質向上を図っている。
アナログ回路はゼロフィードバック構成で、サーボを一切使用しないDCカップルド回路を搭載した。S/N比は110dB。出力端子はAES/EBUのデジタル出力とステレオアナログ音声(XLR)を各1系統装備する。消費電力は30W。外形寸法は440×350×120mm(幅×奥行き×高さ)、重量は11.5kg。リモコンが付属する。
また、CX-7eMPの発売に合わせて、プリメインアンプ「AX-7e」も588 000円から499,800円に値下げした。
(2009年 3月 27日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]