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アクションカメラ市場V字回復。GoProが牽引し、4月のシェア42.8%。BCN調べ

 BCNは5月31日、アクションカメラ市場動の動向を発表。市場全体がV字回復しており、昨年11月からGoProが大きく躍進、今年の4月時点でシェア42.8%と、2位以下を大きく引き離している。昨年4月に首位だったソニーは151%と大きくシェアを落としており、リコーイメージングと同率の3位になっている。

V字回復しているアクションカメラ市場
(出典:BCN)

 全国の量販店23社のPOSデータを日次で集計して導き出したもの。デジタル家電市場は、2014年4月の消費増税以降動きが鈍化し、ビデオカメラ市場も同様で、16年に入ってから伸び率はほぼ毎月2ケタ減と、市場が縮小している。

 そのビデオカメラ市場の1ジャンルであるアクションカメラは、15年11月にかけて販売台数の伸び率は右肩下がりだったが、同月の79.1%を底に増加に転じ、市場全体とは対照的に2ケタ増で推移。今年の4月時点では136.7%とV字回復している。

アクションカメラのメーカーシェア
(出典:BCN)

 メーカーシェアでは、GoProが躍進。今年の4月時点で42.8%と、2位のパナソニック(18.5%)を大きく引き離した。代表製品は「HERO4 Silver Edition Adventure」で、このモデルだけでアクションカメラ市場の台数構成比21%を占めている。BCNでは「需要回復にも一役買っていると言って良い」という。

 3位は、ソニーとリコーイメージング。ソニーは今年の3月に、新モデルの「HDR-AS50」を発売しているが、BCNでは「在庫が少ないとの声もあがっている。また、熊本工場の被災により、イメージセンサの生産を再開できていないことも、シェア下落の一因」と分析している。