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有料放送の不正視聴プログラムをネット公開、17歳少年を逮捕。無償公開も違法

 B-CASカードを発行するビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS)は、有料テレビ放送の不正視聴プログラムをインターネットに無償で公開していた少年が逮捕された事件について、9日にコメントを発表した。

 この事件は、佐賀市に住む17歳の少年が、テレビの有料放送を無料で視聴可能にする不正なプログラムをインターネット上で公開していたというもの。警視庁・佐賀県警察合同捜査本部が、8日にこの少年を不正競争防止法違反の疑いで逮捕した。

 これに対しB-CASは、「有料放送を不正に視聴できるプログラムを提供する行為は、B-CASシステムを脅かす重大な犯罪。今回は、不正なプログラムをインターネット上に無償で掲載しても、従来の改ざんカードと同様に違法であると捜査当局が摘発したもので、安易に不正なプログラムを掲載することに警鐘を鳴らすものと受け止めている」とコメントしている。