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Facebookが「360写真」に対応。全天球カメラやスマホ写真を自動変換、VR視聴も

 米Facebookは、全天球写真/全方位写真をFacebook上でシェアできる「360写真」の機能を追加した。10日から、FacebookのWebサイトやiOS版/Android版のFacebookアプリ最新バージョンで利用可能になる。「360写真」の投稿は、今後数日かけて徐々に利用可能範囲が拡大する予定。

「360写真」に対応

 スマートフォンでのパノラマ写真撮影や、全方位写真アプリ/全方位カメラで360度の写真を撮影し、通常の写真と同様にFacebookへ投稿すると、現在の「360動画」 と同じように、没入感のある「360写真」に変換される。

パノラマ写真なども利用可能

 「360写真」の右上にはコンパスのアイコンが表示。携帯端末で利用する場合は、写真をタップしてドラッグするか、端末を動かすことで視点を操作できる。パソコンなどのWeb上では、クリックしてドラッグで操作する。

360度写真のデモ動画

 著名人やメディアなどによる360写真も掲載。ポール・マッカートニーが10万人のファンを前にステージに立つ場面や、ニューヨークタイムズ紙による最高裁判所の舞台裏、 NASAによる国際宇宙ステーションの様子などがアップロードされている。

ポール・マッカートニーの360写真も投稿されている

 ニュースフィード上だけでなく、Oculusが開発に協力したSamsungのHMD「Gear VR」で360写真をVRで見ることも可能。対応のSamsung製スマートフォンで、写真左上の角の「View in VR(VRで見る)」をクリック、端末をGear VRにセットすると、没入感あるVR環境で楽しめる。