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USB DACをネットワークオーディオ化。Roon対応のexaSound「PlayPoint」
2016年6月15日 12:34
エミライは、カナダGCM ServicesによるブランドexaSound Audio Designのネットワークブリッジ「PlayPoint」を6月下旬に発売する。価格は、無線LAN搭載の「ESD-PP10WW」が262,000円、無線LAN非搭載の日本限定モデル「ESD-PP10JP」が277,000円。
exaSound製のUSB DACを、ネットワークオーディオプレーヤーとして利用可能にするトランスポート/中継器の役割を持つ製品。ネットワーク接続したNASやパソコンなどにある楽曲を再生でき、最大8chの11.2MHz DSD音源や、8chまでの24bit/384kHz PCM音源をサポート。ネットワーク再生はUPnP/OpenHomeやAirPlayに加え、ライブラリ管理の高い利便性などで知られるRoonにも対応するRoon Ready仕様。1台でハイレゾやマルチチャンネルなど様々なネットワークオーディオ再生に利用できる。
DACなどとのUSB接続時にはUSB Audio Class 2.0を使わず、独自のUSBオーディオプロトコルを使用。通常のアシンクロナスUSB接続の限界を超えるジッターの抑制とUSB伝送のタイミングエラーの抑制を可能にするという「ZeroJitterテクノロジー」を搭載する。
このため、現時点で対応するUSB DACはexaSoundのe20、e12、e22、e28のみ。将来的には、他社製USB DACとの互換性も持たせるようにする予定。
インターフェイスはEthernetとUSBで、USB HDDなどの入力用にUSB 3.0、DAC接続の出力用にUSB 2.0を備える。インターフェイス部からDAC部までの間でソフトウェア的な処理は行なわず、入力された信号をそのままDACへ伝送するというENclusivテクノロジーを搭載する。
再生ソフトのHQPlayer NAA、JRiver、MPD、MinimServer、Twonky、Asset UPnP使用時は、DSD 256(12.28MHz)までのストリーミング再生をサポート。
8ch音声を個別に音量制御できる4ウェイのボリュームシンクロ機能や、USB DACを直接制御してデータ欠落を防ぎながら音量調整を行なえる「ZeroResolutionLossテクノロジー」も備える。
タッチパネル対応のカラー液晶を備え、シンプルで柔軟な操作性を追求。無線LAN搭載のESD-PP10WWは、IEEE 802.11ac/n対応で、2.4GHz/5GHzのデュアルバンドをサポート。Wi-Fiアンテナ2本も付属する。日本限定のモデルは、ノイズ源の排除を目的にWi-Fi機能を省いている。両機種とも外形寸法は165×235×55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.26kg。