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Lightning直結の192kHz/24bit対応ヘッドフォンアンプ。旭化成DAC搭載

 ラディウスは、iPhoneやiPadなどのLightningコネクタに接続し、最大192kHz/24bitまでのハイレゾデータを再生できる、DAC内蔵ポータブルヘッドフォンアンプ「AL-LCH81K」を、6月25日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は27,000円前後(税込)。カラーはBlack。

「AL-LCH81K」の使用イメージ

 iOS機器のLightning端子と直結できるDAC内蔵ヘッドフォンアンプ。iPhone/iPad内の音楽を、デジタルで伝送し、高音質で再生でき、バスパワーで動作する。出力はステレオミニ。

 PCMデータの192kHz/24bitまでの処理が可能。iOS用のハイレゾ再生アプリ「NePLAYER」と組み合わせる事で、より使いやすくハイレゾ楽曲が楽しめるという。無料の「NePLAYER Lite」と合わせてのハイレゾ再生も可能。

 DACは旭化成の「AK4430」を採用。新開発のアドバンスド・マルチビット方式を採用したDACで、SN比が格段に向上したという。1ビットのΔΣ変調方式では、回路にあまりアナログ的要素を含まないため、SN比が良いが、THD(全高調波歪)が悪いという特性がある。マルチビット方式は、各ビット毎に重み付けされた回路によってアナログ信号へ変換す
るので、回路にアナログ的要素を多く含み、THDは良いがSN比は悪くなる。

 アドバンスト・マルチビット方式は、1ビットとマルチビットの良いところを組み合わせ、THDとSN比の両方を向上させるという。

「AL-LCH81K」

 バスパワー駆動ながら、最大出力130mW×2ch(16Ω)も実現。周波数特性は20Hz~20kHz(0dB~-0.5dB)、20Hz~90kHz(0dB~-3.0dB)。SN比は106dB以上(@JIS-A)、対応インピーダンスは16Ω~300Ω。

 音質劣化の要因となる出力コンデンサを省き、アンプを駆動する電源を内部で生成するOCL構造を採用。「ノイズの低減や、低音域を損なわずヘッドフォンを高音質かつパワフルに駆動できる」という。

 リモコン機能も備えており、再生、一時停止、音量調節、曲送り、曲戻しなども可能。