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NUARL、フラッグシップイヤフォン販売終了。次期モデル開発を本格化

エム・ティ・アイは、オーディオブランド「NUARL」の旗艦モデルである完全ワイヤレスイヤフォン「Inovator」と有線イヤフォン「Overture」について、昨今の世界情勢の影響に伴う原材料費・物流費の高騰を受けて、現在の流通在庫分での販売終了を決定した。今後、さらなる高付加価値を追求した次期モデルの開発にリソースを集中させる。

販売終了を決定した理由について、同社は「現在、世界規模での地政学リスク(中東情勢等)に伴う原油価格の高騰、鋼材をはじめとする原材料費、および輸送コストの大幅な上昇が続いております。これに加え、急速な円安の進行や深刻な半導体不足により、製造コストはかつてないほどに逼迫しております」と説明する。

「当社では、現行製品の価格維持に向けて最大限の努力を続けてまいりましたが、現状の仕様・価格を維持したまま増産を継続することは極めて困難であり、仮に継続したとしても大幅な値上げを避けられない状況にあります」

「このような状況下で、単に現行品を値上げして提供し続けることは、お客様にとって最善の選択ではないと判断いたしました」

InovatorとOvertureは現在市場に流通している在庫をもって販売を終了するため、「ご購入を検討されているお客様におかれましては、お早めにお求めいただけますようお願い申し上げます」としている。アフターサービスに関しては次期モデル発売までの期間、現行品で対応する。

また、「いずれにせよ販売価格の上昇が避けられないのであれば、その価格に見合う以上の価値をお届けするべく、各製品の仕様を抜本的に見直しアップグレードを目指す」として、次期モデル開発を本格化させる。

開発方針としては、“コスト増を上回る機能性の向上”、“開発に一定の時間を要するものの同社が心から納得し、ユーザーに感動を届けられる製品が完成するまで妥協しない”、“現代の厳しい環境下でも長く愛用してもらえる一品を追求する”、という3点を掲げている。

あわせて代表者メッセージも公開。「昨今の不安定な社会情勢により、苦渋の決断を迫られました。しかし、私たちは『納得のいかない製品は世に出さない』という強い信念を持っています。次期モデルの発売まで少しお時間をいただくことになりますが、進化した新製品が皆様の期待を超えるものであることをお約束いたします」としている。