サッカーをパノラマVRでライブ配信する実験。ピクセラとIMAGICA TVが実施

　ピクセラはIMAGICA TVと共同で、パノラマVR映像のライブ配信実証実験を実施する。7月に行なわれるサッカーの試合で実施。様々なスポーツの試合で、これまでにない観戦スタイルを検証するという。

パノラマVRライブ配信実証実験のイメージ

　BS/CSやCATV、IP向けの放送事業を行なっているIMAGICA TVが実験をプロデュースし、撮影も行なう。ピクセラはパノラマVRシステムを担当し、複数台の360度カメラをスタジアム内に設置。LTE通信を用いて、パノラマVR配信サーバーに映像を送信。ピクセラが手掛ける、VR映像視聴アプリ「パノミル」を使い、スマートフォンやタブレットでVR視聴できるようにする。

　サッカーやバスケットボール、卓球など、様々なスポーツの試合で、これまでにない観戦スタイルを検証するための実験で、第1弾のサッカー配信により、利用感などを調査する。

　今後は、様々なスポーツの試合で、スコアや選手データとの連動、試合情報、ユーザー情報に合わせた広告などの画面上表示、スマートフォンだけでなくテレビ用STBやゲーム機などのマルチデバイス対応など、システムの改良を実施。一般視聴者に配信する大規模実証実験へと繋げ、商用サービスとしての早期実現を目指すという。