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シャープ新社長は鴻海の戴正呉副総裁。「輝けるグローバルブランドを目指す」

 シャープは13日開催の取締役会にて、鴻海グループの戴正呉(たい せいご)副総裁をシャープの代表取締役社長とすることを決議した。鴻海グループによる出資完了を受け、高橋前社長が12日付けで退任。鴻海グループのナンバー2が、シャープの代表取締役社長となった。

シャープ戴正呉新社長('16年4月2日撮影)

 戴正呉新社長は、「104年の歴史を誇る世界的な企業であるシャープの再建に向け、大きな責任を担うことを誇りに思い、その責務を全力で果たしていく」とコメント。また、8月22日には、役職員に対して自らの方針を表明する予定としている。

 今後はシャープが培ってきた強固なDNAや、創業の精神として会社を導いてきた経営信条「誠意と創意」に基づき、ブランド力をさらに強化し、輝けるグローバルブランドを目指すという。加えて、「鴻海との戦略的提携を推進し、両社の強みを活かした幅広い分野での協業を通じ、大きなシナジー効果を創出し業績向上に向けて邁進する」としている。