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ソニーの電子ペーパーリモコン「HUIS」がBluetooth操作対応。画面カスタムアプリも
2016年8月18日 10:39
ソニーは、電子ペーパー採用の学習リモコン「HUIS REMOTE CONTOLLOER」(HUIS:税込価格27,950円)でBluetooth機器の操作を可能とするクレードル「HUIS BLUETOOTH CRADLE(HUIS-200CR)」8月30日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6,900円。ソニーが運営するFirst Flightのほかソニーストアや量販店で販売する。
HUIS(ハウス)は、電子ペーパーディスプレイを採用した学習リモコン。'15年にクラウドファンディングで開発・販売され、'16年4月からは一般販売されている。大手電機メーカーのリモコン信号データベースを内蔵し、テレビやエアコンなどの機種やメーカーを本体上で選ぶだけで、リモコンを登録できる。使うボタンだけを選んで、任意の位置に登録したり、文字が見やすくデザインするなど、自分が使いたい機能に絞ったリモコンが作れる点が特徴。外形寸法は123×68×24mm(縦×横×厚み)。
クレードル追加でHUISがBluetooth対応。“音で捜索”機能も
これまでは赤外線リモコンのみの学習に対応していたが、新たにBluetoothクレードルを追加することで、HUISからBluetooth機器の操作も可能となる。クレードルの利用にはHUIS本体のソフトウェアバージョンを3.0以降にアップデートする必要がある。
クレードルはBluetoothブリッジとして動作。HUISからの操作指示をクレードルを経由して伝送、PlayStation 4などのBluetooth機器を操作する。HUIS本体にBluetooth Low Energy(BLE)チップを内蔵しているが、本体からBluetooth機器を直接操作すると待機時消費電力が増えてしまい、HUIS本体の1カ月以上充電不要という特徴が損なわれるため、クレードルを介して操作する形としたという。
Bluetooth操作できるのは、HIDプロファイルに対応した機器。セットトップボックスやPlayStation 4などのゲーム機などの操作が行なえる。HIDはBlueoothキーボードなどで用いられているため、例えばPS4のカーソルキーの操作やYouTubeなどの検索用キーボードとしてHUISを利用できる。ただし、HIDプロファイルで用意されていない、PS4の電源投入などの操作には対応しない。また、操作するBluetooth機器の同時接続台数は1台まで。
Bluetooth対応で特に要望が多かった、PlayStation 3/4と、Fire TV、歴代Apple TV、Nexus Player/Android TVについては、Bluetooth機器登録時に各デバイスを認識すると主要なボタン等が割り当てられるという。
クレードルにHUIS本体を置くだけで、HUISの充電が可能。また、HUIS本体が見つからなくなった場合に、クレードル背面の呼び出しボタンを押すと、HUISから音が鳴るため簡単に見つけだせる。
PCでリモコン画面を編集「HUIS UI CREATOR」
また、PC用カスタマイズアプリケーション「HUIS UI CREATOR」も8月30日から提供開始。ボタンのサイズや配置を自由に変えられるようになるほか、好みの画像を背景に登録するなど、より自分好みのリモコンにカスタムできる。対応OSは、Windows 7/8/10。Mac OS用アプリについては、「要望が多ければ検討したい」としている。
パソコンとUSB接続し、HUIS UI CREATORでリモコンUIを編集し、設定を保存できる。HUISには30台までの機器を登録できる。
HUIS REMOTE CONTROLLER | HUIS BLUETOOTH CRADLE |
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